妊娠が私を便秘マタニティに変えてくれた!そんな事件発生後と5つの復讐事
妊娠中の便秘。妊娠出産経験者なら誰しも経験があることでしょう。今まで便秘なんかしたことがないという方でも、妊娠中に便秘になることがあったりしますね。ある調査によると妊婦さんの70%以上の方が便秘で悩んでいるそうなのでぜひ決め付けたいと思います!
妊娠中は幸せな期間とはいえおなかが大きくなって動きも制限されたり、腰が痛かったりしますよね。
そんな中で便秘になってしまうのは本当につらいです。便秘であまりにもおなかが痛くて流産かと思った人もおられるほどです。ウンコまで妊娠した覚えはないのに・・・・。
妊娠中に便秘になりやすい理由をまず見てみましょう。そして便秘対策としてできること5点をご紹介します。
記事の目次
流産させまいと便秘にしてくれました
妊娠による便秘の原因の一つは妊娠初期から起こるホルモンの分泌です。
通常妊娠4カ月くらいまで黄体ホルモンと呼ばれるホルモンがたくさん分泌されます。これは流産を防ぐためだと言われています。
この黄体ホルモンは体内の水分量を保つため腸から水分をたくさん吸収して便の水分が少なくなり便秘気味になります。また大腸の蠕動(ぜんどう)運動の動きを弱めてしまうことも知られています。
流産防止のために便秘になるって変な話ですが便が排せつされなくなって便秘になってしまいます。
疲労やストレスが便秘気味にしてくれた
ストレスが原因で便秘になるのはよくあることですよね。妊娠中も例外ではありません。
身体的な疲れもありますね。またつわり期には思うように食事がとれず栄養が偏って体に影響を与えることもあります。
赤ちゃん、私の体をどうするつわり!?(つもり)ってそういう精神的、身体的疲れやストレスは自律神経を乱し、便秘になります。
運動で立ち向かう気力もありません
妊娠中は運動不足になりがちです。当然ですよね。安全に気をつけますから今までよりも慎重に動きます。体力づくりにため歩いたりはしてみるものの今までの生活から比べたら運動量が少なくなってしまうのは否めません。
また妊娠するとプロゲストロンと呼ばれる女性ホルモンが分泌されます。このプロゲストロンは眠気を引き起こしますからとにかく眠たくなりますね。この強い眠気のせいで運動不足になることもあります。
黄体ホルモンはともかくずっと眠たくなるってありがた迷惑ですがいずれにせよ運動量が少なくなり腸の動きが少なくなって便秘になってしまうのです。
私の子どもが便秘にしてくれるからいじらしいです。
妊娠中期、そして後期になってくると赤ちゃんはどんどん大きくなってきます。とてもうれしいことですが、腸も大変です。子宮もどんどん大きくなってきてお隣の腸を圧迫します。そのため、便がうまく通り抜けられず便秘がどんどん悪化してしまいます。
子宮により腸がずっと圧迫されていると、便意を感じづらくなる場合もあります。便意をそのままに放っておくとどんどんまひしてきますから、排便の正しいリズムが保たれず便秘を悪化させることにもなります。
では便秘にならないようにどんなことに気をつけることができますか?対策を五つご紹介します。
ポイント1:おさゆを飲んで復讐(ふくしゅう)します。
妊婦さんの便秘の原因にもなる水分不足、解消の鍵はやはりこまめに水分補給することです。でも妊婦さんの体にとって冷たい水はあまりよくありません。
おさゆを飲むようにしましょう。毎朝起きたらまずコップ1杯のおさゆをゆっくり飲むことから始めましょう。急いで飲んだら赤ちゃんもきっとやけどします。
また黄体ホルモンの影響で腸の水分が奪われがちになっていますし、つわりにより水分がとりづらくなっています。また飲んだ水分が赤ちゃんのほうに行ってしまうので今まで以上に気を付けて水分補給していきましょう。
お湯をゆっくりたくさん飲むって今までにない経験かもしれませんが、電気代かかる以外タダですし一応楽しみましょう。
またスープや、ゼリー、果物などでも水分補給ができます。でもむくみなどが気になる方も多いことでしょう。おさゆはむくみを気にせず飲めますね。おさゆだけでは飽きてしまうという方はノンカフェインのルイボスティーなどでもいいですね。(おさゆばかり飲むわけにはいかない)
また紅茶専門店には妊娠中でも飲めるノンカフェインのお茶を扱っているところもありますから、お気に入りの味を見つけてどんどん水分補給していきましょう。将来大きくなった赤ちゃんがその時飲んだものを好きになるかも知れません。
ポイント2:乳酸菌、オリゴ糖で復讐(ふくしゅう)します。
便秘解消には腸内環境を整えることが大切です。腸内の善玉菌を増やすことが鍵ですね。善玉菌を増やすと言えば乳酸菌です。有名どころで言えばヨーグルトです。
ヨーグルトはお勧めです。妊婦さんに必要なビタミンやタンパク質、カルシウムが豊富に含まれていながら乳酸菌が摂取できますので妊婦さんの強い味方です。(普通にステマではありません。)
ただ、乳酸菌を腸まで生きて届けることはとても難しいのです。胃で消化されてしまうことが多いからです。(生きて届けるってすごい言葉ですね!)そこでオリゴ糖が活躍です。
オリゴ糖は善玉菌の好むエサのようなものです。乳酸菌とオリゴ糖を一緒に摂取することで乳酸菌を強めながら腸まで届けることができます。(元気にして死なせずに持ってけ!って話です)ヨーグルトには大さじ1杯のオリゴ糖を加えていただくようにするといいですね。
乳酸菌は乳製品だけではなく、発酵食品のみそやキムチ、納豆にも含まれています。ぬか漬けなど漬物類にも含まれています。塩分の取りすぎに注意しながら上手に食卓に取り入れていきましょう。
ポイント3:マタニティなんちゃら運動で太った私への逆襲。
妊娠中期からは体を動かすようにしましょう。最近ではマタニティヨガやマタニティスイミングやマタニティなんちゃらなどが流行していますね。
スイミングは腰にも負担をかけず全身の筋肉を動かすことができるのでお勧めです。全身の筋肉を使うことで腸の運動も促すことができますね。
腕をしっかり振りながら軽くウオーキングすることもいいですね。腸を動かす気分でウオーキングをしてみるといいかもしれません。
ポイント4:食物繊維で戦意補給
便秘解消には食物繊維を意識的にしっかりとっていくことが大切です。大切なのは不溶性食物繊維と水溶性食物繊維をバランスよく摂取することです。
不溶性食物繊維は腸の蠕動(ぜんどう)運動を促してくれます。水溶性食物繊維は硬くなった便に水分を含み軟らかく排便しやすい状態にするよう助けてくれます。
不溶性食物繊維を摂取するためにいつもの白米を玄米に変えてみる、毎朝食べているパンをオートブランに変えてみるなどが助けになりますね。また豆類にも豊富に含まれているので、豆腐やおからをどんどん食卓に取り入れていきましょう。
水溶性食物繊維は海藻類やコンニャク、野菜果物に含まれています。デザートに牛乳寒天を食べる、海藻サラダや切り干し大根の煮物などを一品加えた地味な色が多くて見た目でやる気がなえるメニュー作りを目指しましょう。
ポイント5:最後までしっかりと便秘復讐(ふくしゅう)ドラマのヒロインを演じます
妊娠中、眠気や疲れで生活リズムが崩れがちですが、便秘を解消するためにはしっかりした生活リズムを作ることが大切です。食事時間を安定させること、排便時間を決めてしっかりいきむことも大切です。疲れやバタバタした生活でないがしろにならないようにしましょう。
またできるだけ睡眠時間を長くとり、体のストレスを取り除いてあげることも大切です。夜10時から翌朝4時まで眠るとよい睡眠がとれ自律神経が整ってきます。これから始まる育児生活に向け英気を養うためにも生活リズムを整え、きちんとした排便リズムを作り便秘に勝つ体づくりを目指しましょう。
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この記事の筆者
深山佳代(仮名)
1978年生まれのアラフォー主婦。若いころから便秘持ちで食事改善、漢方、ツボ押し、薬など、トライした改善方法は数知れず。便秘に「苦しむ」「悩む」「だから調べる」を繰り返しているうちに、専門家も真っ青な便秘への知見を身につける。元の趣味はネイルだったが、悲しいかなトイレ周りの環境を快適化させるのが現在の趣味に。この世からなくなった生きていけないものは「ウオッシュレット」。TOTOの株主。