コロコロうんちの健康状態と改善方法について

「ウサギさんのようなコロコロうんち」なんて言えば聞こえは良いですが、現実はそう甘くない。

うんちの形状が良くないと、便意を感じてトイレに駆け込んでもイキむだけで終わり。

出る際に肛門を傷つけて出血したり、強い痛みを感じたりもします。

私たちが本当に目指すべきなのはこんなコロコロうんちではありません。

理想的なウンチを目指すための方法について、一つずつ見ていきましょう。

原因は食事不足か水分不足

コロコロうんちは、大腸で大きな便に成長する前にゴロゴロしているうちに水分が抜けてしまった状態の便です。

つまり、

  • 大腸内の水分が足りていないこと
  • 仲間の便が揃わなかったこと

の2つが主な原因となっているのです。

そのため、運動を嫌って食事制限をしている女性などはコロコロうんちをすることが多いです。

また、汗をかく季節は意識して水分を摂取しないと、体内に必要な水分が少なくなってしまいます。

潤いは糞にも必要です

コロコロうんちを解消するために必要なのは水分補給です。

でも、うんちにまで水分をとどまらせるのはそう簡単なことではありません。

なぜなら普通に口から飲んだ水分は腸まで届くことがないからです。

その前に胃で吸収されたり、尿として体外にでたりしてしまうんですね。

そのため、食事と一緒に水分を補給することがおススメです。

また、水分を多く含んでいる緑黄色野菜や根菜、海藻類などをしっかりとるように心がけてください。

繊維質にも水溶性と不溶性があります。

両方をバランスよくとることが腸内の水分を保つ秘訣です。

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腸の蠕動(ぜんどう)運動をしなければ固いまま

コロコロうんちが仲間と出会えず、腸内に長くとどまってしまう原因として、食事不足の他に腸の蠕動運動がうまくできていない可能性が挙げられます。

腸は、蠕動運動という蛇腹のような動きを繰り返してうんちを送り出していくのですが、蠕動運動がきれいに行えないとウンチは送り出されず腸内にとどまってしいます。

蠕動運動が弱くなっている場合は、マッサージやストレッチをすれば動きをよくすることができます。

腸に直接触れることは不可能なので、お腹の上から腸の流れに沿って少し力を込めて押しながら動きを促進してあげます。

またフラフープをする時のように腰を回す動きにも効果があります。

腸が動くのを確認しながら続けると効果が目に見えてくるかと思います。

黒いコロコロうんちは悪玉菌増加の証拠

コロコロうんちって褐色から黒みがかったものがほとんどだと思います。臭いもきついはずです。

これは腸内の悪玉菌が増殖し、腸内環境が悪くなっているためです。

赤ちゃんのウンチを思い出してほしいのですが、本来人間のウンチは黄色がかっているものです。

黒みがかったコロコロうんちは、善玉菌を摂取できていないことに加えて、肉類中心の食生活をしているといった原因も考えられます。

また腸内に排便されないうんちが残っていると、腐敗して悪玉菌の働きを優勢にしてしまいます。

善玉菌が少ないと臭いもキツい

腸内の悪玉菌が増えれば臭いもキツいコロコロうんちとなります。

悪玉菌をやっつけるのには善玉菌を増やすことが一番。腸内改革をはかるしかありません。

善玉菌と言えば乳酸菌。一回に量を多くというよりは毎日摂取することが必要です。

他にも、睡眠時間をしっかりとる、ストレスをため込まない、などの生活改善によって腸内の環境を整えられます。

生活習慣の乱れは正直に腸に表れます。気をつけましょう。

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まとめ

コロコロうんちは便秘の症状です。

これをこのまま放置しておくとそのうちコロコロうんちさえ排出できなくなり、便が腸にとどまり続けます。

水分を失った便は直腸にたまると固まり岩のようになってしまうんです。

こうなると腸閉塞という病気になる危険性があります。死に至る危険性すらあるんですよ。

ですからコロコロうんちでも排便できているからと安心せず、腸内に潤いを取り戻し正常な排便になるように早めに取り組みましょう。

この記事の筆者

深山佳代(仮名)
1978年生まれのアラフォー主婦。

若いころから便秘持ちで食事改善、漢方、ツボ押し、薬など、トライした改善方法は数知れず。

便秘に「苦しむ」「悩む」「だから調べる」を繰り返しているうちに、専門家も真っ青な便秘への知見を身につける。

元の趣味はネイルだったが、悲しいかなトイレ周りの環境を快適化させるのが現在の趣味に。

この世からなくなった生きていけないものは「ウオッシュレット」。TOTOの株主。

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