便秘と下痢(軟便)を繰り返してしまう方へアドバイス

便秘と下痢が繰り返されるのは辛いですよね。

特に便秘のときは、ホースの出口にコルク栓を閉めているようなもので、排泄できないまま勢いが強くなり腹痛も激しいものになる場合があります。

便秘と下痢を繰り返してしまう原因として考えられるのは、

  • 過敏性腸症候群
  • 腸の運動が激しい体質

の2つです。

過敏性症候群の場合はこのサイクルにリズムがないことが多く、腸の蠕動が激しい体質の場合はリズムが一定であることが多いです。

また、可能性は稀ですが、大腸がんなど機能性の問題がある可能性も頭に入れて置いてください。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群の場合、神経性の下痢と痙攣性の便秘を繰り返す交代性便通異常というタイプに当てはまります。

これは病気ではないので、病院などで検査をしても悪い結果が出ずに原因が分からないことも多いです。

交代性便通異常の場合、腸の動きが一定ではなく、急激に強まったり弱まったりすることで便秘と下痢を繰り返してしまうのが特徴です。

一般的な下痢は腸の動きが弱くなっていることが原因で起こるのに対し、過敏性腸症候群は腸の動きが活発であるために起こってしまいます。

ストレスから自律神経の乱れが起こり、腸が一定の働きを行わないために起こるわけです。

そのため、一般的な便秘の対策を行っていてもなかなか解消できません。

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ストレス性便秘の改善

生活習慣

過敏性腸症候群は、生活習慣が原因で起こると言われています。

睡眠不足や過度なストレスが原因となって腸の活動が安定しない方が多くいます。

自律神経の中でも、特に副交感神経が働かないと腸が正常に働かないことが分かっています。

副交感神経はリラックスした状態で働くので、特に入浴や睡眠によって活動が整うことが分かっています。

ですから入浴時間をしっかり取り、睡眠時間を十分に確保しましょう。

自律神経が乱れている人には、十分に睡眠が取れていないと実感している人が多いです。

食事

また、ビタミンBとビタミンEも欠かすことが出来ません。

これらは自律神経を整える作用があり、腸を正常に働かせてくれることが分かっています。

魚やナッツ類に多く含まれるので、しっかり摂取してくださいね。

ストレスの解消

ストレスの解消方法は人によって異なりますが、自分の趣味に没頭できる時間を持つのが良いです。

自律神経の乱れを改善していくために自律神経を整えるマッサージを行うのも効果的です。

簡単にできておすすめなのは指先をつまんでマッサージする方法です。

空いた時間に誰でも行うことが出来るので、継続しやすいと思います。

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蠕動運動の過剰

次に腸の蠕動運動により便秘と下痢を繰り返してしまう問題ですが、根本的な問題は便秘にあります。

これは大腸内に便がたくさん残っていることで、それを排泄しようと腸が激しく運動を始めて下痢や軟便を引き起こしてしまうのです。

この場合は、便秘にならないように対策をすることが1番です。

基本的な便秘の改善同様、水分補給をしっかり行い、バランスの良い食事と適度な運動を行います。

リズムを整えていくことを意識して、トイレに行く習慣を身につけましょう。

決まった時間にトイレに行き、排便を試みることで最初は出ませんが徐々に効果が出てきます。およそ1か月は必要でしょう。

便秘は長期的な改善計画が必要ですから、あきらめずに頑張ってくださいね。

しっかりと習慣を身につければ長年の便秘体質も改善されます。

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腹痛のときの応急処置的な対応

便秘タイプでは、排泄しなければ腹痛が改善されることはまずありません。

このようなタイプで利用すべきなのは浣腸です。下剤の服用は逆に危険です。

肛門付近に溜まっている硬い便を、浣腸でスムーズに排泄できる状態にしてあげるのです。

腸の蠕動が激しい状態ですので、浣腸によってうるおいさえ取り戻せばスムーズに排泄することが出来ます。

浣腸は即効性が高く5分程度で効果を実感できますから、忙しい場合でも安心です。

浣腸は下剤よりも抵抗がある人が多いと思いますが、正しく利用すればそれほど危険なものではありません。

浣腸に含まれる成分が潤滑剤の役割も果たしてくれるため、便が硬くなりすぎで排便が難しい場合などにも利用できるのです。

しかし浣下剤と同じく習慣性があることは確かですので、あくまで応急処置として利用するようにしてくださいね。

マッサージ

浣腸が手に入れられない場合、最終手段として便座に前かがみになった状態で肛門の周囲を指でマッサージするという方法があります。

便が出口で詰まってしまっている場合の方法です。

実は、病院でも摘便といって便を指で掻き出す方法がとられています。

便を指で感じることが出来ますので、押し出してあげましょう。

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