便秘となり得るストレスから勝ち抜け！これが私の解消法
ストレス社会と言われる昨今、ストレスを全く感じないという人はいないはずです。統計では２歳の子どももストレスを感じているんだそうです。しかしこれを真剣に読んでいる私たちは恐らく全員大人だ。
大人の場合には、ストレスが積もったら心臓病や脳卒中、がんなど疾病のトップスリーが掛かるかもしれないと言う現実が待っている。
そんなストレス・症状を男女別に比較したところ、男性の５位に、女性の２位の所に便秘があります。(たしかにそれもキツい。)繊維質や水分を多くとるように頑張ってはみても、このストレスが原因なら便秘はなかなか改善してくれません。
やはり、ストレスが原因の便秘を徹底的に封じ込めるには、ストレス解消がキーワード。ストレスが原因で便秘になるメカニズムと、腸にかかるストレスを解消する方法を一気にお見せしましょう。
記事の目次
ストレスのことで腸は超絶にくらいつながってる
心理的、身体的なストレスがなんで排便に影響するのだろうと不思議に思われる方が多いようです。ストレスが便に何かを仕掛けるわけではなく、便を作り排せつしようと頑張る腸に影響してくるのです。(便がストレスより便を出す基盤がなんですね。)
腸は筋肉でできています。そして、たくさんの神経細胞があります。この神経細胞は心理的なストレスとじかでつながっています。そのため、ストレスを感じると腸は敏感に感じ取ってしまうんですね。
ギュッと固くなって便を作り排せつする正常な働きをしなくなります。こうなると、便秘へ一直線ですね。(腸はなんどもカーブしてますが)
ストレスで交感神経優位に負け続けていると便秘になってしまう
人は交感神経と副交感神経を交互に働かせて生きています。大きく分けると活発に動いている時間は交感神経が、リラックスしている状態では副交感神経が活発に動いています。
そして排便はこのリラックスしている状態、つまり副交感神経が働いているとき活発になるのです。
ストレスがかかってずっとリラックスできてない状態、つまり交感神経が優位になっていると排便できないので便秘になります。
交感神経が、ずっと優位に立っている状態はすでに自律神経が乱れている状態なので、自律神経の乱れで便秘になるというのも一理あると言えますね。
では、そんなストレスが原因の便秘に絞って、ストレスも便秘もすっきり解消する方法を二つ、ご紹介します。
大人になった今雑巾がけで笑える
ストレスをすっきりさせるには無心になり、何か体を動かすことが１番です。あなたにとってストレスが一番少なかった時代はいつですか？
遠い遠い昔、子供時代ですか？では子供時代の心を取り戻しましょう。(いきなり壮大な話ですが何も難しい事ではありせん。)
子どもの大きな特徴は、よく動くことや深く考えないこと、よく笑うことと言えるかもしれません。確かに子供時代ささいなことでも大笑いし、公園を駆け回っていましたね。
そんな何も考えない運動、よく笑うことが大人のストレスを発散させるのにも有効です。何も考えずにできる単純な動き、かつ腸の動きをよくすると言えば雑巾がけが１番でしょう。
雑巾がけを侮ってはいけませんよ。
背筋腹筋、腕力脚力すべてをバランスよく使いながらの四つん這（ば）いに高速移動、大人になって真剣に雑巾がけ運動に取り組むとたとえ子供の頃雑巾がけごときで笑っていなかろうが、なぜか笑いがこみあげてしまう不思議なちょびっと大人な運動なのです。
床もすっきりきれいに、頭の中も空っぽに無心に、気づくとストレスもすっきりきれいになくなっているかもしれません。(なんだ大人も単純ですね)
そしてこの運動は腹筋を程よく動かし、腸の蠕動（ぜんどう）運動を助けてくれるので腸もすっきりできるでしょう。早速この週末は家じゅうの雑巾がけをしましょう。
この時間を勝ち取れ ２２時から２時までしっかり眠り自律神経を整えましょう
ストレス性の便秘を解消させるには交感神経と副交感神経を整える、つまり自律神経を安定させることが大切なんです。
この鍵を担っているのが、睡眠です。特に質の良い睡眠、そして眠る時間帯も大切です。一番良いのは２２時からよく２時までの４時間をしっかり眠ること！なんですね。
そんなこと言われても、普通に生活していれば２２時に眠ることなんて不可能に近いと思われますか？確かにそうですね。でも、２２時から２時までのこの４時間を眠るだけでずいぶん改善されるのです。
ですから、やらなければいけない仕事をやってから眠る、を朝早く起きて仕上げる、に変えてみるのはどうですか？(あなたの会社がそれをさせない所であっても少しずつやっていきましょう。)
目覚めは1杯のおさゆで
取りあえず１週間、今までは２時に眠り７時に起きていたなら１０時に眠り４時に起きる、に変えて頑張ってみましょう。起きてしばらくはボーっとしてしまうという方、目覚めにおさゆを飲むことを習慣にしてください。
１杯のおさゆで気持ちも頭も腸も起こしましょう。(まずさゆを飲むことから始めるものありかも！さすがにそこは上司に怒られないと思う！)
慣れてくるとパッチリ目が覚めるようになってきます。
朝、神経を目覚めさせてからのほうが効率的に仕事ができるし、朝動くことで出かけるまでにゆっくりトイレに入りお通じを安定させることができるようになりますよ。(ゆっくり入れるトイレは何て幸福なのでしょう！子供じゃそれを分からん！)
ストレスの原因は人それぞれですし、一つだけが原因という人もいないはずです。
自分にとって何がストレスになっているかが分かって状況が変えられるならそれが１番ですがそうもいかないでよね。
でも、ストレス解消のために、今自分はなんらかの動きをおこしているのだ！という気持ちがあると少しずつストレスをやっつけることができるようになります。
まず、この二つを試してみてください。ストレスをやっつけ、便秘も解消しましょう！ 便秘の敵とはあなたも働いてるかもしれないブラック企業のことです！
この記事の筆者
深山佳代（仮名）
1978年生まれのアラフォー主婦。若いころから便秘持ちで食事改善、漢方、ツボ押し、薬など、トライした改善方法は数知れず。便秘に「苦しむ」「悩む」「だから調べる」を繰り返しているうちに、専門家も真っ青な便秘への知見を身につける。元の趣味はネイルだったが、悲しいかなトイレ周りの環境を快適化させるのが現在の趣味に。この世からなくなった生きていけないものは「ウオッシュレット」。TOTOの株主。
