便秘の症状を知ることで、便秘解消の糸口が見える

便秘で悩んでる方にとって、「○○が便秘に効く!」とか、「○○するだけで今日から便秘解消」などの呼び文句は効果抜群、ついつい引き寄せられてしまいますね。

でも、試してみてもそれほど効果がない、しかしまるでひとかけらのような希望を持って次の方法を試して案の定効かないもんだから案の定落ち込む。を繰り返しておられる方も少なくありません。

これは、一概にその方法がダメなのではなく、自分のタイプに合っていないことが原因なのかもしれません。

各方面の便秘解消のための方法を実践する前に、自分の便秘タイプを知っておくことが大切なのは、そこなんですよね。自分の便秘タイプに合った解消法を選ばなければそれほど効果が出ないんです。

でも、どうやって自分の便秘タイプをしることができるの?と思いませんか?。ここでは、便秘の症状から便秘タイプをチェックする方法をご紹介します。

便秘のタイプを解明してピンポイントにな解決方法を試して今度こそ試したい・・・・・。トマホークミサイルみたいに狙った塊を確実に打ち抜きたい。そんな切実な悩みのために

便秘を大きく2種類に分類!あなたはどっち?)

便秘はおおざっぱに2種類に分けられます。
ここでは、「症候性便秘」と「常習性便秘」としましょう。

1,「症候性便秘」について:原因はガンやポリープ

「症候性便秘」の主な原因は消化器官にガンやポリープがあることです。これはそのままにしておくと危険ですからすぐに専門医に相談してください。

また「症候性便秘」の主な症状として、

  • 最近いきなり便秘が始まった
  • 便の色が赤褐色、もしくは黒い
  • 便に血が混じっている
  • 下血した
  • ダイエットをしていないのに体重が減った

どがあります。

ぼっとん便所時代ならうんこ(失礼。便ですね)の形・色なんて分かりもしなかったですが、水洗トイレは自分のうん‥便のそれも分かるなんてああ、なんて良い時代なんでしょう!

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と話を元に戻してこれら上記の症状に少しでも思い当たることがあれば検査をしたほうが安心できますよね。

「常習性便秘」について:原因は腸の機能が落ちること

もう一つの「常習性便秘」は『慢性便秘』とも言われます。これは一般によくみられる便秘で、腸の機能が落ちることが主な原因です。

そしてこの「常習性便秘」もいくつかの種類に分けることができます。では「常習性便秘」の各種症状を見ていきましょう。

簡単すぎる常習性便秘の見分け方

常習性便秘も3種類に分けることができます。そしてそれらの複合形があるので少し分かりにくくはなりますが、初めに3種類に大きく分ける方法を押さえておきましょう。

1.直腸性便秘

これは便が作られ、直腸まで下りてきているのに便意が起こらないため排便されないでたまってしまうタイプです。普通の状態だと、便がある程度下りてくると条件反射のように排便サインを出すための指令が飛びます。

これがうまくいかなくなっている状態が直腸性便秘といえますね。

直腸性便秘になると便が腸の中で腐ってきて、ガスが発生し、腸内細菌の悪玉菌が優勢になってさらに便秘を悪化、悪循環のループが始まっちゃいますね。

悪玉菌を増やす悪循環、ぞーっとしちゃいますね。

この直腸性便秘、主な原因は便意を我慢することなんです。状況、理由は人それぞれにいろいろあるのでしょう。女性の場合だと特に、仕事場ではトイレに行きにくいこと多いですよね。

トイレで歯磨きやお化粧直しをしている人が多い中で個室にこもって、1人孤独な戦いをすると言う方が大便するより耐えられなくて、ぎりぎり我慢を毎日頑張ってたらそうなるんですよ。

また、高齢になり肛門括約筋が衰えてきて、排便する力がなくて直腸付近にたまってしまうこともあります。寝たきりになり介護を受けている方によくみられる症状なんですよ。

直腸付近にかなりたまってしまっている場合は、浣腸が有効です。そして水分をたくさん取って便を軟らかくするようにして防いでいくことが大切ですね。

自宅でもできるストレッチ方法を写真付きでまとめてみました。簡単にできます。詳しく知りたい方は以下の記事を参照ください。

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2.弛緩(しかん)性便秘

これは字の通り、腸の動きが低下しているタイプです。悪くなると腸管の動きが悪くなりダランと下がってきて、ますます動きが悪くなり、便が押し出されなくなります。

便が押し出されないので腸内に長くとどまり水分が吸収され過ぎて硬くなっていきます。(ちなみに硬い便を出した時痛そうでたまらない!)

そもそも腸のぜん動運動が正常に行われるなら便は次々動かされ下りていくのですが、腸が弛緩(しかん)している状態ではぜん動運動が行われないので、便は動きません。これは便秘を訴える方の中で一番多い状態なんですよね。

生まれつき腸の動きが悪い場合もありますが、多くは後天性です。普段の生活の中にも原因があったりするんですよ。何度もダイエットを繰り返し食事量が少ない、または、腹筋や内臓を支える筋力が低下すると腸の動きが悪くなります

また繊維質不足、水分不足で便が硬くなり動きにくくなるとその重みで腸の動きが悪くなることもあります。運動不足も大きな原因になりますね。

さらに腸内の善玉菌が少なくなり、悪玉菌が増加すると腸のぜん動運動は悪くなります。自分だけじゃなく腸も運動不足にさせてるって事ですね。

おなかが張った感じがしたり、ガスがたまったり、頭痛、肩こり、冷え性、吐き気を伴うタイプもあります。

このタイプは腸の動きを活発にしてあげることが大切です。よく言われる目覚めにコップ1杯のおさゆを飲む、1日10分のウオーキングといった直接腸に働きかける取り組みを増やしていくと効果が上がりますよ。そう、腸に調子はどう?といたわるように

浣腸について詳しく知りたい方は以下の記事を参照ください。

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3. けいれん性便秘

これは、ストレス性便秘とも呼ばれます。ストレス、過労などが原因で自律神経が乱れ、副交感神経が過度に緊張することによって起こります。

便秘だけでなく、下痢と便秘を交互に繰り返すことが多いのが特徴です。排便を過敏に引き起こす下痢と逆に出ない便秘の交互なので分かりにくいかもしれませんが、便秘だなとも感じてたら要注意が必要。

また下腹部痛を感じ、便がおなかに残っている感じが強いことも特徴です。環境の変化やストレス、体調の変化に伴い起こることが多いですね。この症状をそのままにしておくと、過敏性大腸炎などに発展するケースもありますから良くありませんよ。

できる限り、ストレスフリーな環境つくりをすることが1番の解消法です。精神的にリラックスする時間、場所を見つけること、ゆっくり体を休めることなどを心がけ自律神経を整えてあげるようにするのが大切です。

ストレスをためるとなぜ便秘になりやすいのか、以下の記事にまとめました。私なりのストレス解消法も書いてますので、よかったら読んでみてください。

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地味ですか?
地味ですね。

でも、自律神経を軽んじると、便秘以外にも信じられないような身体の不調に襲われるようになります。

地味でも軽んじず、できなさそうな方法でもトライをしてみる。

もしかするとそうできないと決め付けてるだけで本当はそうできるって事がありえるのかもしれませんよ?

上記以外にこれらの複合形となる便秘症状もあります。自分のタイプを見極め適切に対応していきたいですよね。

この記事の筆者

深山佳代(仮名)
1978年生まれのアラフォー主婦。若いころから便秘持ちで食事改善、漢方、ツボ押し、薬など、トライした改善方法は数知れず。便秘に「苦しむ」「悩む」「だから調べる」を繰り返しているうちに、専門家も真っ青な便秘への知見を身につける。元の趣味はネイルだったが、悲しいかなトイレ周りの環境を快適化させるのが現在の趣味に。この世からなくなった生きていけないものは「ウオッシュレット」。TOTOの株主。

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