大便や便臭について調べてみた【腸の状態がわかる?】

ben

本日は、大便や便臭の仕組みについて説明していきます。

大便とはどんな病気よりも長く付き合っていく気がしますし、もっと詳しく知っておく必要があるかもしれません。

なお、こちらの記事は

の2冊の書籍を参考に書いております。

大便について知るには最適な2冊ですので、是非読んでみて下さい。

大便の形・重さをチェック!

さっそくですが、あなたの大便の形で健康状態をチェックしてみましょう!

大便の硬さや形には「ブリストル・スケール」という国際基準があります。

その種類や特徴をまとめてみました。

a

便の形 説明
コロコロ便 うさぎの糞のような大便で、神経質で便秘がちな人に多いです。水分や食べ物と同時にストレス解消・冷えの改善など体がこわばらないような対策が必要です。長時間腸内にとどまっていたため、水分量がかなり少ない。
硬い便 だすときにおしりが痛くなる便です。水分不足、食物繊維の不足が主な原因です。表面にはっきりとしたひび割れが見える。犬の便と近い。
やや硬い便 出すときに少しおしりが痛くなる便です。原因は硬い便と一緒です。水分がやや少なく、表面がひび割れしている。正常の範囲内である。
普通便  適度な柔らかさの便です。バナナ型ウンチなんて呼ばれ方もしていますね。あなたが目指すべきgoodな便。排便後にお尻をふくと、トイレットペーパーにあまり付着しない場合、バナナ便といえます。
やや軟らかい便 水分が多くやや軟らかい固形の便。ストレスや消化不良、水分のとりすぎが原因です。トイレットペーパーにつきやすいです。水に沈んでも崩れません。
泥状便 形のない泥のようなベチャベチャした便。下痢です。腸内にとどまる時間が短いため、水分が多めに残っています。定期的な泥状便の場合、過敏性腸症候群、乳糖不耐症の可能性があります。
水様便 泥状便よりも水分大目の便。固形物を含ます、ほぼ水のような便だからこのような名前に。水分が90%以上を占め、色も黄色に近い

関連記事をチェック!

慢性的な下痢(泥状便)の原因や改善方法を調べてみた

今回は下痢(泥状便)が出てしまう原因や、その改善方法について説明していきます。 下痢は病気と違って自力で治せる症状ですから、この記事が下痢改善の参考になれば幸いです。 幅広い情報をまとめた...

慢性的な下痢(泥状便)の原因や改善方法を調べてみた

関連記事をチェック!

コロコロうんちの健康状態と改善方法について

「ウサギさんのようなコロコロうんち」なんて言えば聞こえは良いですが、現実はそう甘くない。 うんちの形状が良くないと、便意を感じてトイレに駆け込んでもイキむだけで終わり。 出る際に肛門を傷つ...

コロコロうんちの健康状態と改善方法について

健康的だと水に浮かぶ、野菜が不足していると沈む

うんちの殻となるのは植物性食品です。殻がしっかりすると中身がスカスカになるので、大便が水に浮かびます。

一方、野菜が不足した不健康な食生活を送っている場合、大便は水に沈みやすくなります。

つまり、健康な便は水に浮かび、不健康な便は水に沈むということですね。

ただ、一点注意しないといけないのは、油ばかりの大便も水に浮かぶということです。

水面に油のギトギト感がでてくるのでわかりやすいかと思います。

大便の重さは100~200g、8割は水分でてきている

大便の重さは通常100~200gだそうです。意外と重さがありますよね。

そして、その8割は水分でてきています

トイレで見たときはあんなに強そうに見えるのに、8割が水分でできているなんてびっくりです。

そう考えると、水分をしっかり取らないと大便はでない訳です。

ちなみに、水分ではない部分の1/3はそれぞれ

  • 消化できなかった食べ物
  • 腸内細菌とその死骸
  • 古くなった消化管上皮(腸粘膜が剥がれたもの)

でできています。

なお大便の量は個々人により差がでますので、「スッキリ感があるか」で腸の状態を判断してください。

残便感(お腹の中に便が残ったような感)やお腹の張りを感じられる場合は、便秘の可能性が高いです。

また排便回数は多くてもスッキリしない場合は、大便に水分が足りずスムーズに排便されていない可能性も考えられます。

その際は、水溶性食物繊維を多めにとる、などの対応が必要となってきます。

便の色:便色は肝臓の胆汁が成分

つづいては大便の色です。

大便の色は肝臓の消化液である胆汁がもとになっています。

胆汁は肝臓で作られて、脂肪の消化・吸収のために働きます。

内臓図1

肝臓から十二指腸へと流れこむ時に、腸内細菌の影響を受けて色が黄褐色に変わるそうです。

大便の色チェック!

しかし、大便の色は日によって違っていますよね。

便の色は、食べたものや健康状態によっても変わってくるんです。

「大便を見ればその人の健康状態がわかる」という言葉は、色に関しても言えることなんですね。

簡単に大便の色をみていきましょう。

体調について
黄色、黄褐色 健康な大便の色です。
赤色 表面に血が付いている場合は痔の可能性が高いです。進行がん、ポリープ、虚血性大腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病などの可能性も。うんち全体が赤っぽいときは、大腸からの出血が考えられます。大腸がんの可能性もあります。 ※便秘から切れ痔になって出血していることも。
黒色 黒色は、血が黒変したもの。抗生物質や鉄剤を服用していると黒になることがあります。ドロッとしたタール状の大便がでたときは、上部消化管からの出血が疑われます。胃潰瘍、出血性胃炎、ポリープ、胃がんの可能性もあるので、早めに病院へ聞きましょう。※鉄分のサプリが影響することも
緑色 葉緑素を含んだ食べ物を多く摂取した時に、緑色になることがあります。腸炎などで腸内細菌が十分に働いていない際、胆汁が参加される緑色になります。感染症の治療で善玉菌が減ると緑色になることも。そこまで心配する必要はありませんが、黄疸(おうだん)が原因の場合もあります。
 白色 脂質を摂り過ぎると白っぽくなります。胆嚢(たんのう)、肝臓などに炎症(肝炎)やすい臓がんの可能性も。冬場にはやるロタウイルス感染症で白色になることもあります。※バリウム検査の翌日も
灰色 閉塞性黄疸や胆石、胆管系のがんがあると詰まって灰色になることがあります。病院へいって診察してもらいましょう。

関連記事をチェック!

便秘?それとも….大腸がんを心配しているあなたへ。症状をまとめてみた

乳酸菌摂取してるし、冷たいものもなるべく取らないようにしている。 食物繊維も持っているし、ストレスもそんなに自分では感じない。 なのになんでこんなに便秘が続くんだろう。。。。もしかして。。。 ...

便秘?それとも….大腸がんを心配しているあなたへ。症状をまとめてみた

ちなみに、その日の食事の色素や、脂質のとりすぎて胆汁の使いすぎてしまうことでも大便の色は変わります

私も先日ドロっとしたタール状の大便が出て「これってかなりやばいやつじゃん…..」なんて思っていたのですが、スピルリナというサプリメントを飲み始めたのが原因でした。

ですので、○色の便がでたから病気なんだ!と心配し過ぎることもございません。

最近食べた食事を見なおしてみて、病気かどうか判断すればいいでしょう。

腸内が酸性であれば黄色、アルカリ性に近づけば黒色。

大便の色を決める一番の条件は、腸内のpH(酸性度)だそうです。

腸内が酸性であるほど黄色(健康)になり、アルカリ性になるほど黒っぽくなります

腸の中に善玉菌が多くいると、糖質を分解して乳酸や酢酸を作り腸内は酸性になります。

お肉を食べて大便の色が黒っぽくなったときなどは善玉菌が思うように働くことができなかった証拠です。

タンパク質が大好物な悪玉菌が、腸中で増殖してしまっているのです。

こちらについては、次の記事で詳しく解説しています。

関連記事をチェック!

悪玉菌が増える理由と減らす方法

腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3タイプに分けられます。 その中でも悪玉菌は、有害性があり、健康に様々な悪影響を与えます。 腸内に棲みついている悪玉菌の量は、そう多くはありません。 ...

悪玉菌が増える理由と減らす方法

便臭について:便が臭いのは腸内環境が悪化している証拠

便のにおいは腸内細菌のバランスに左右されるといわれております。

みなさんは、もしかすると便ならみな臭いものだと思っていませんか?

実は、腸内細菌のバランスに個人差があるように、便の臭いも人によって結構変わります。

便臭の原因は悪玉菌

悪玉菌は便臭にも関係してきます。

悪玉菌は、腸内にあるタンパク質を様々な有害物質に分解します。

分解されてできた、インドール、スカトール、硫化水素、アミンなどの成分が、大便のニオイのもとになるのです。

臭いの特徴
硫化水素 硫黄のにおいです。温泉だったり、ゆで卵の臭いです
インドール 室温では大便臭がするのですが、花の香りの成分としてオレンジやジャスミンなどに低濃度含まれているようです。そう考えると自分の大便も薄めたら香水の香りがしてくるんでしょうか

このように悪玉菌がタンパク質を分解すると様々な匂いの原因成分ができてしまうのです。

腸内にビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が多くいる場合には、こうした臭いは抑制されます。

ですので、理想の大便からは臭いはあっても、案外キツくないものなのです。

便臭は年齢とともにキツくなる

新生児の場合、腸内環境がとてもよく善玉菌ばかり存在します。

そのため、新生児の便はほとんど悪臭がしません。

反対に年を重ねると、腸内の善玉菌はどんどん減少していき、悪玉菌が増えていきます。

ですので、何もしない状態では、年齢を重ねるに連れて便臭がキツくなっていきます。

年齢を重ねれば重ねるほど、意識的に腸内環境を整えて、便臭対策をする必要性が増すのですね。

肉の食べ過ぎは控える

便臭を悪化させないためには、タンパク質の摂り方を工夫する必要があります。

タンパク質には動物性タンパク質と植物性たんぱく質があります。

悪玉菌が分解して臭いの原因物質ができるのは主に動物性たんぱく質です。

ですので、食事では肉類ばかりからタンパク質を摂るのではなく、大豆などで植物性タンパク質もバランスよく摂取しましょう。

便のにおいがきつくなっていると感じたときは、腸内環境が悪化している、と認識しましょう。

関連記事をチェック!

肉類は腸内環境との相性がよくないのか

実家に帰省したとき「ぷ~」っておならをすると よく母親から「くさい~~~!なんか変なものばっかりたべてるんじゃないの、肉ばっかりとか食事が偏ってんじゃない?」とよく言われておりました。 いやう...

肉類は腸内環境との相性がよくないのか

関連記事をチェック!

便が臭い原因と予防,改善方法

みなさんは、自分の便臭が気になった経験はありませんか? また、人によっては体から便臭を感じて悩まれている方もいらっしゃるかもしれません。 もし、便臭がキツくて悩んでいる方がいらっしゃったら...

nikuakudama_gyu

子供はなぜうんこが好き?

少し話がそれますが、小さい頃は「うんこー!」とか叫んでキャッキャ喜んでいたのを覚えています。

今考えるとなにが楽しいのかわからないんですが。

なぜ子供が大便が好きなのか、色々調べてみると

  • 子供は1~4歳の頃「肛門期」という時期に入り、肛門が性感帯になるから
  • 子供は大人が否定するものに興味をもつから

という理由が考えられているみたいです。

まさか肛門期なるものが存在するとは…真実はいかがなのでしょう。

理想の大便のポイント5つ。あなたは大丈夫?

辯野先生がいう「理想な大便」の条件は以下の5つです。

  • 毎日でる。2~3日に1度しかでないようではダメ
  • 息むことなく「ストーン、ストーン」とでる。息むのは大便に水分が足りなくて固い証拠である
  • 重さは1日に200~300グラム(バナナ2~3本)
  • 色は黄色がかかった褐色がベスト
  • 臭うけれどくさくない

あなたはいくつ当てはまりますか?

関連記事をチェック!

バナナ型ウンチについて紹介!出すための方法・コツ

ウンチの状態を、固い順に コロコロうんち バナナ型ウンチ 水、泥状うんち の3つに分類した際、私達が目標にするべき形状なのがバナナ型ウンチです。 用を済ませてトイレを見た時...

普通うんち

まとめ:大便は自分でデザインするもの

大便の話はどうでしたか。

この文章で大便と向き合う時間が増えたら、なによりです。

辯野先生は著書の中でこのように述べております。

大便による健康チェックは、医者や研究者などの
専門家だけに任せておけばいいというものではありません。

もちろん、分子生物学的な手法で厳密に調べるのは専門家でなければ無理ですが、
日常レベルでの大便チェックはだれでも自分でできます。
色、形、臭いなどをトイレでたしかめるだけでも、自分の健康状態はかなりわかるでしょう

そもそも大便は、自分自身で作っているもの。まずはそれを自覚することが大事です。
自分が作ったものだと思えば、それがどんな状態で出てくるのか、
無関心で入られません。

それがおかしな状態であれば、自分自身の生活を振り返って、
そんな大便を創りだした原因を考える気にもなるでしょう。
大便は、自分で「デザイン」するものだと思ってください。

読んでいて心底「仰るとおりだな」と思いました。

この記事を読んだのを機に、腸内環境を整えることを念頭にいれてみてはいかがでしょうか。

以下にオススメ記事を載せておきます。よかったらのぞいてみてください。

関連記事をチェック!

腸内環境を整える方法は4つある

私は1990年初めから20年間ほど腸内細菌と腸の粘膜免疫に関して研究してきました。 腸は、食物の消化吸収をするだけでなく、さまざまな外部環境に対応するための仕組みを備えているため、とても...

totonoe

関連記事をチェック!

腸内環境を整える野菜【食物繊維の種類と色、温度】

みなさんは、野菜には水溶性食物繊維、不溶性食物繊維の2種類あることを知っていますか? この2つの違いを理解せずに食物繊維を摂取すると、逆に腸の状態を悪くしてしまい、便秘を悪化させてしまう...

429
サブコンテンツ

すっきりする乳酸菌サプリメント

このページの先頭へ