肉類は腸内環境との相性がよくないのか
実家に帰省したとき「ぷ~」っておならをすると
よく母親から「くさい~~~!なんか変なものばっかりたべてるんじゃないの、肉ばっかりとか食事が偏ってんじゃない?」とよく言われておりました。
いやうそをつきました。今でもいわれております。
確かにいわれてみれば、野菜を取らずお肉だけガバガバと食べる、
ケンタッキー・フライド・チキンを食べた翌日の自分の大便の匂いはあまりよいものではありません。
それはどんなにかわいい人でも、そしてどんなにかっこいい人でも
同じことかと思います。なぜなら同じ「動物だから」
なんで肉を食べたらオナラが臭くなるんでしょう。
またお肉は腸に悪いんでしょうか。今回はそれを説明します。
記事の目次
腸の調子には「善玉菌の活躍」が必要。
そもそも腸の調子がいいか、悪いかというのは
腸内細菌のバランスのことをいっております。簡単にいうと
善玉菌が多く悪玉菌が少ない場合:「腸の調子が良い」
善玉菌が少なく悪玉菌が多い場合:「腸の調子が悪い」
ということでしょうか。ざっくりいってます。
ただし、腸内の悪玉菌を全て退治したらそれでいい、というわけにはいかないんです。
話は戻りまして、
次は善玉菌と悪玉菌がどうやったら増えるかみていきましょう。
善玉菌は乳頭やブドウ糖、悪玉菌はタンパク質が大好物
善玉菌にも悪玉菌にも大好物があります。
どちらも好物を食べることで、どんどん数が増えていくのです。
いってしまえば、増やしたい菌には、好物を与え
逆に減らしたい菌には、好物を与えないようにすればよいのです。
そして善玉菌と悪玉菌の好物は以下のようになります。
善玉菌の好物:乳糖やブドウ糖(乳頭ではなく、乳糖です。間違えのないように。)
悪玉菌の好物:タンパク質
これを見ていただけるとわかるかと思いますが、
乳酸菌商品やヨーグルトがおなかにいい!といわれているのはこれが理由なんです。
つまり乳糖を含む、乳酸菌商品やヨーグルトは善玉菌の大好物なんです。
悪玉菌のほうをみていきましょう。タンパク質ってW
人間の活動に必要じゃん、て感じですよね。そうなんです。
ただ悪玉菌の大好物は、タンパク質の中でも「動物性タンパク質」といわれています。
ふむふむ、なるほど。
肉がなぜ、腸に悪いといわれているか、頭の良いみなさんならわかってきたでしょうか。
そうなんです。悲しいかな
肉は「動物性タンパク質」といわれるものなんです。(ちなみに魚や豆も動物性タンパク質ですよ)
ちなみに、タンパク質としては植物性タンパク質よりアミノ酸スコアが良かったりします。(こちらに関して、詳しく知りたい方はDoleの『動物性タンパク質VS植物性タンパク質』という記事を御覧ください。)
肉は動物性タンパク質。豆>魚>肉の順に腸にとって良い
さて、話は戻ります。
動物性タンパク質を過剰に摂取するとどうなっていくかというと
—–
動物性タンパク質をとりすぎる
↓
悪玉菌喜ぶ
↓
悪玉菌が増える+タンパク質を原料として腐敗物質を作り出す
↓
腸内環境の悪化+臭いおなら、大便の誕生
—–
となります。皆さんの臭い大便はこうやって誕生するのです。
まああれだけ肉っておいしいんで仕方ないです。少々臭くなっても(私の持論)
ちなみに、タンパク質でも
豆>魚>肉 と言った順番に腸によっては良く
植物性タンパク質でも加工の仕方で
ごはん(粒)>パン(粉)という腸にいい度合いが決まってくるようです。
まあ、そんな細かいところまで覚えなくていいですよ。
肉の食べ過ぎには注意しておけば。
程度の問題。肉の食べ過ぎに注意すれば良い。週3回ならOK
先ほど肉の食べ過ぎに注意しておけばいいといいましたが、
腸の第一人者である藤田紘一郎さんもそのようにいわれております。
引用させてもらうと
私も週に3回はステーキを食べます。そのときには、たっぷりの野菜サラダもよくかんでいただきます。活性酵素の害を消すため、お肉と一緒にフィトケミカルをたくさん採れるようにしているのです。
また、「肉を食べると腸内で腐敗し、有害物質を発生させるから良くない」という人もいます。たしかに、肉を食べ過ぎると腸内バランスが崩れて大腸菌が増えてしまいます。結果、免疫力も低下します。しかし、腸内バランスを崩すほど食べ過ぎなければ大丈夫です。
週3回程度ならば問題ありませんし、そのときには
色とりどりの野菜を一緒に食べれば、活性酵素を増やす心配もなくなります。コレステロールは、男性ホルモンの材料にもなります。男性もコレステロール値が減ると更年期障害になります。50歳を過ぎた男性は特に肉を適度に食べ、男性力を高めておくことが大事なのです
「腸をダメにする習慣、鍛える習慣」より
みたいです。週3回は肉を食べても大丈夫みたいですね。
もちろん、野菜をしっかりとって抗酸化を行い、腸内環境を整える、ということが前提です。
藤田さんのいうように、肉をちゃんと食べて男性力をつけておこうとおもいます。