宿便の定義と排便による宿便への対処法
みなさんは宿便って出したことありますか?
私の友人はもともと便秘症なのですが、断食で宿便を排出したところ、1週間で6キロも痩せたんです。
本人が言うには、ダイエット効果だけではなく、
- 肌が若返って吹き出物が消えた
- 腰痛がなくなった
- 一日の立ち仕事でも足がむくまなくなった
といった効果があったそうです。
少し極端な気がして本当かな?と疑ってしまいますよね。
でも、確かに宿便を出すと体調がよくなるという話はよく聞きます。
今回は、そんな謎だらけの宿便について、とにかく色んな疑問の答えをまとめてみました。
宿便は体内の粗大生ゴミ!
宿便は腸の中に長期間残ってしまっている便の総称で、医学的には「滞留便」と呼ばれます。
本来なら廃棄されたはずの生ごみを連想すると分かりやすいでしょうか。
体内温度と同じくらいの37度の気温で中生ごみを放置しておくとゴミは腐り、臭いを発し、ハエがたかって――考えるだけでも嫌ですね。
この宿便は、便秘がちだと感じている方はもちろん、お通じに問題ないと思っている方も2~3キロ程度は抱えていると言われています。
たまった便は臭気を発生させ、悪玉菌を増やし、ガスを作ります。
こういった有毒なものを栄養と一緒に血液に送り込むので、体中に有毒物質が配達されてしまいます。
まさに百害あって一利なしですね。
(でも腐ったまま体内に残ってるからって体から生ごみみたいに臭い訳ではない分、まだ救いがいがあるかもしれません)
宿便の色は、健康に悪そうな黒
もとは健康な便ですが、腸内に停滞し宿便と呼ばれる頃には便の色は黒になっています。それは便が腸内でとどまることにより悪玉菌が増えて、便に腐敗物質が増えているためです。
腸内の健康が保たれている状態では腸内は酸性で比較的黄色い便がでます。赤ちゃんを連想するとわかりやすいですね。
腸内の健康が損なわれ悪玉菌が増えるとアルカリ性に傾き、便は黒くなってきます。これはまさに普通の便と宿便とを見分ける大きな違いですね。しかし、腸内の出血がもとで便が黒くなることもありますから注意も必要です。
と宿便の危険性を書きましたが、便秘は不便なくらいに出したくても出せないから悩んでるんですよね。腸内洗浄とか、浣腸とかちょっとお金もかかるし恥ずかしい、と思う方も多くいるのは分かります。
そんな方に自宅でこっそり排便を出すことのできる方法、厳選された3点をご紹介します。
人に噂されない自宅は天国!密かに宿便解消が達成できる神業3選
1.プチ断食法
おススメ法第一はプチ断食です。先ほどの変な友人がやった方法です。なにも断食道場に行かなくても断食はできますよ。(彼もそこまでしててません。
あとこの方法自体は変でも何でもありません。
私がお勧めしたいのは18時間断食法です。
- 明日はお休みという日の夜8時までに食事を終える。それからはお白湯のみ。
- 次の日、朝目覚めたらまずお白湯を飲む。食べ物は基本食べません(リンゴジュースやオレンジジュースはOK)※水分はなるべく多くとったほうがいいのでお白湯を意識的に飲むようにする
- これを昼の2時まで続けるだけ。そして薄いお粥を少し食べる。
- 夜ごはんもお粥や野菜スープなどにする
たったこれだけです。これでも18時間の断食時間がありますから効果があります。1回目ではそれほどなかったけど、1週間に1回1か月続けると驚くほどの宿便が出たなんて方もおられます。
「ドッサリ」という言葉がありますが、「あ~、この言葉、こん時の為に存在していた言葉なんだなあ。広辞苑に感謝!」と実感できる瞬間がやってきます。
1度は試してみたい方法ですね。
2.粉ミルク飲用法
次に紹介するのは赤ちゃんが飲むあの粉ミルクを飲んで宿便解消しちゃうという方法です。なにそれ、と思われる方もおられるかもしれませんが意外や意外、これが実に効果的なんです。
粉ミルクに含まれている乳糖が何にも分解されないでそのまま腸へ届き作用してくれるためです。乳糖は腸の蠕動(ぜんどう)運動を促します。それによって宿便が押し出されるんですね。
オリゴ糖を飲んだりを試される方も多いのですが、実に簡単に効果が出るのは粉ミルクです。ただ、粉ミルクはカロリーがそれなりに高いですから飲み過ぎに注意してくださいね、やはり牛乳ですから。
ちょっと古い話ですが、元中日ドラゴンズの三冠王、落合博満選手が粉ミルクで体調の管理をしていた事は有名な話です。
粉ミルクを飲んでいれば三冠王が誰にでも取れるわけではないでしょうが、身体にプラスに作用し、かつ腸にも有効に作用するから便秘にも効果的なのは説得力がある話です。
3.深呼吸とお腹マッサージ法
シンプルですが試している段階で効果を感じられるのがこのマッサージ法です。
- 腸をしっかりと動かすことを目的とした深呼吸から始める
- 足を肩幅くらいに開いて立ちます。
- 両手をお腹にあてお腹がでたり引っ込んだりするのを確認できるようにする
- はじめに息を思い切り吸い込みます。空気が入ってお腹が膨らむことを確認する。
- 次に息を吐きます。お腹がどんどん凹んでいくを確認する。これを10回繰り返してください。腸は刺激され動き始めます
- その後お腹をぐるぐると時計回りに押しまわすようにマッサージ。途中硬い部分を感じたりガスが動いているなぁと感じるなら腸が動いている証拠
このように刺激することで宿便が排出されていきます。
薬剤や洗浄法に頼る前にぜひ試してみてください。宿便を追い出し、健康な腸快適をめざしましょう。