妊娠6ヶ月。便秘について下剤使用以外の解決法を教えて下さい
現在妊娠6カ月です。だんだんおなかも出てきて、動くのがしんどくなってきました。同時に便秘に悩まされています。
子宮が大きくなって腸を圧迫するから出にくくなるのだと思うのですが、出すときに力みすぎて赤ちゃんに影響がないか心配です。
妊娠中なので下剤も怖いです。妊娠中の便秘解消法について、赤ちゃんに影響のない方法はありませんか?
妊娠中期に便秘が引き起こされる原因の多くは子宮が大きくなることで腸の位置が変わってしまったり、胃が圧迫されて消化不良を起こしたりと原因は多岐にわたります。
妊娠中の便秘は自分自身が苦しいのはもちろんですが、おなかの赤ちゃんに何か影響がないかどうか不安になってしまいますよね。
便秘により力を入れて排せつを試みた場合でも、赤ちゃんが生まれてしまうことはまずありません。妊娠中の便秘で心配なのは、それにより痔(じ)になってしまうことです。
痔(じ)になるとさらに排便が困難になり、便秘が悪化してしまいますので、長時間トイレにこもるようなことは避けましょう。
妊娠中の便秘は運動で解決するのは難しいです。ですから、基本的に食生活を改善していくことで便秘を改善していくことになります。
便秘の解消と聞くと野菜や乳製品を多く摂取することを思い浮かべますが、実はこれだけでは便の量が増えるばかりでスムーズな排便にはなりません。
では、どのような食材を選択するべきなのでしょうか。実は水溶性食物繊維と呼ばれる便に水分を保たせてくれ、スムーズな排便に導いてくれるのは、海藻や豆類です。海藻や豆類の摂取も心掛けてくださいね。
体重増加を心配するあまり食事量が減っていませんか?減らさなければならないのはカロリーで食事の量ではありません。量が足りないとどうしても便秘になりやすいので注意してくださいね。
水分も多く摂取し、食事も気をつけているのであればオリゴ糖がおすすめです。これは腸内の善玉菌を増やす働きがあり、カロリーも低いので利用しやすい糖です。
細菌では便秘解消に効果があることでポピュラーなものになりましたから、すでに知っているかもしれないですね。
そんなに簡単に便秘は改善しないと思ってまだ試していない方も多いと思うのですが、腸内環境を整えてくれるということは、やはり便秘の改善につながるのです。
実際に私も妊娠期間中はオリゴ糖を利用し便秘を解消しました。
しかし、どうしても便秘がつらい場合は薬に頼るのもいいと思います。おなかの赤ちゃんに影響がないと言われている酸化マグネシウムです。
酸化マグネシウムは便を柔らかくする作用があり、妊娠している方でも利用している方が多いです。
妊娠中はおなかが大きいこともあり、便秘によっておう吐や腹痛を起こすことが多いです。そうならないようにコントロールすることが大切ですが、利用できる薬があることを知っておくことも大切ですよ。