ダメよ~だめだめ!妊娠中のお茶対策 飲んでいいものとダメなもの
妊娠中に便秘に悩まされるのはよくあります。一部報告によると妊婦さんの75%以上がなんと便秘で悩んでおり、便秘から痔(じ)になってしまう方も後を絶たないのだとか。
「悩んでいるのは私だけではないのね。」と思って少しは気楽になります。便秘で妊婦じゃない方は優越感に浸るどころか、便秘で悩む妊婦コミュニティーから疎外された気分になってますよね。だから、便秘になっちゃえ!
・・・・・もちろん妊娠期間中、お薬を使って改善することも不可能です。おなかが大きくなってくると運動もしにくくなり、便秘解消もほぼ不可能です。
そこで食べるものや飲むもので便秘を解消しようとされる方が多いのも納得です。しかし、意外と妊婦にはNGの飲み物って多いですよね。制限多くてこんな苦しい思いするために妊娠したわけじゃないのにって思うかもしれませんが子作りは苦しかったですか!? ええ!!
特に便秘解消効果が認められるお茶の中にも妊婦さんNGの物がいくつもあります。また妊婦さんは飲まないほうがいいですよという記載がないお茶でも飲むと悪影響なんてお茶も多数あるのです。残念ながら世の社会人は女性含めて妊婦の事をちゃんと把握できてない方が多いのです。
では、妊娠期間中便秘解消のために飲んでも安全なお茶,反対にこれはダメです、というお茶双方をまとめてみました。私みたいなこんな優しい大人もいるのです!
記事の目次
妊娠中、お茶が敵になる
妊娠中、お茶で便秘解消を図りたいそんな方が注目すべき表示があります。
多くの場合、※妊娠中・授乳中の飲用はお控えください。に類する表示があります。この場合飲用はのぞましくありません。なぜなら多くのお茶には下剤成分が入っており、もし妊婦さんが飲むと流産の原因になることもあるためです。
しかし、中にはこういう表示が書かれていないものもあります。不親切・・その場合、便秘を解消する即効性があるといったたぐいの表記があるのなら用心してください。
即効性を出すためには下剤成分が含まれている可能性が高く、そうでなくても耐性化、習慣化が懸念されているからです。
水溶性食物繊維を含むお茶が有効的
言わずと知れた便秘には食物繊維という定説、これは食物として摂ってもお茶として摂っても同じように効果的です。食物繊維自体に下剤効果はありませんし即効性機能もカットしてあるので、安心して飲めるお茶の代表格です。
それらは、ゴボウ茶、コーン茶、タンポポ茶、黒豆茶、などが有名どころです。またリンゴから作られた紅玉茶なんてのもあります。いずれも食品として摂取しても問題ないものばかりなので安心して飲むことができます。
これらのお茶に含まれる水溶性食物繊維は、大腸で働いて善玉菌を増やしてくれます。それによって便秘を解消させてくれるんです。即効性はあまり期待できませんが、飲み続けても安心なお茶なので保温ポットなどに入れて持ち歩いて、飲む習慣を身につけましょう。
カフェインのないハーブティーで本当のリラックスタイム
リラックスした時間をもちストレス解消を図るのも便秘対策には欠かせません。
今まではコーヒーを飲んだりお酒を飲んだりしていた方が最もストレスを感じるのはリラックスタイムということです。(私は妊婦でも何でもありませんがコーヒーをよく飲むのでその書き込みに驚きました。あるあるなんです)
そんな時にはハーブティーをうまく利用しましょう。(ハブ酒ではありません)
しかし、ハーブの中には子宮を収縮させる効果のあるものがありますので、そこは要注意です。(ハブと腸は確かに形が似てますがこれはハーブです)リラックス効果があり、妊娠中も安全なのはローズヒップ、ホーステール、エルダーフラワー、エルダーベリーなどです。
専門店の方なら聞いてみると喜んで教えてくれますよ。
またどうしてもコーヒーが飲みたい、という方はタンポポコーヒーを試してみてください。リラックス効果とともに食物繊維も摂(と)れていいですよ。(うちも摂りたいですね)
マグネシウムはカフェイン付きのもろ刃の剣
マグネシウムとはミネラルの一種ですが、便秘対策に効果があるとされています。腸の中の水分量を保ち、便が硬くなってしまわないように助けてくれるのです。
確かにケツから出す硬い便はたまに痛いしそれのせいか知らないですが便秘が続いて切れ痔(じ)になっちゃった、という方はまず便の水分を補うことからスタートですから、このマグネシウムを含むお茶は特におすすめです。
プーアール茶、マテ茶、杜仲(とちゅう)茶などが有名ですね。またルイボスティーにもマグネシウムが含まれています。しかもルイボスティーは他にもビタミン、鉄分が豊富で抗酸化作用があるお茶です。
免疫を高めて風邪をひきにくくするなど、栄養バランスもよくなりますので妊娠中どんどん飲んでいきたいお茶の一つといえます。
マグネシウムを含むお茶を選ぶときには同時にカフェインが入っていることが多いので表示によく気を配ってください。ネットなどで購入する場合は事前に尋ねるほうが安全ですよ。
(酒やコーヒーみたいにリラックスタイムにストレスになってしまいます)
カフェインが入っているお茶がダメなわけとは
カフェインが多く入っているお茶、飲み物は全般的にNGです。というのもカフェインを多量摂取すると流産のリスクが2倍以上に上がりますし、おなかの中の赤ちゃんの発育が遅れるなどの弊害も見られています。カフェインでのストレスが赤ちゃんを殺しているのですね。
またカフェインは利尿作用が高いので逆にむくみを引き起こし、便秘を悪化させる結果になりますね。カフェインはビタミンCの吸収を邪魔することもあります。そうなると鉄分が思うように作られず、貧血症状がみられることもあります。妊婦さんにとって良くないですよね。
紅茶、ウーロン茶、コーヒーなどはカフェイン含有率が高いので飲まないでください。あと市販の便秘解消を目的としたお茶にはたいていカフェインが含まれていますので注意してください。
(お茶選びにも苦労しますね・・・・。)
日本人の心の緑茶が妊婦の心をむしばんでいた
緑茶って体にいいイメージがありますよね。消毒成分があるので風邪をひきにくくなったり、抗がん作用があったりと良い面はたくさんあるのですが、妊娠中には気をつけていただきたい飲み物です。
それは緑茶に含まれるタンニンに鉄分の吸収を妨げる効果があるからです。
妊娠中といえば普段以上に鉄分が必要とされる時期ですから、母体赤ちゃんともに健康でいるためには緑茶を我慢しましょう。(今より緑茶を飲んでたはずの昔の日本の死産率を知りたいものです)
また、緑茶に含まれるカテキン、これは本来は殺菌、抗菌効果が高く腸内の悪玉菌をやっつけて善玉菌を優位にしてくれる、便秘解消の立役者なのですが、体内で葉酸の働きを阻止することが知られています。残念ながら必ずしも正義の存在ではなかった。
葉酸は妊娠中摂取が必須とされている栄養素ですよね。ですから妊娠中はこの葉酸を壊さないように緑茶を大量に飲むことはやめてください。
しかし、最近ではいろんなニーズにこたえ、妊娠中でも安心して飲める緑茶も販売されています。心配な点は全部尋ねてからこうした製品を活用していくのもいいですね。(社会がやっと妊婦に配慮しだしたと言う事です)
雰囲気を楽しむだけが茶のベターライン
便秘対策のお茶の中に含まれている成分でも濃くなるとNGというものがあります。例えばキャンドルプッシュなどですが少しなら大丈夫なのですが濃くなるとやはり妊婦さんの体に及ぼす影響が懸念されてしまいます。(でもカッコいい名前のわりに聞いた事ないですよね)
ハイビスカス、ミント、カモミール、オレンジピールといったハーブティーの類いも少量ならオッケーという場合が多いようです。ルイボスティーに少しだけ足して香り付けを楽しむ程度なら問題ありませんが,しっかりいれると早産、流産の可能性が出てきますから注意してください。
また梅こぶ茶などのお茶も食物繊維も入っていてノンカフェインということで重宝されるのですが、飲みすぎると塩分の取りすぎになり妊娠中毒症の恐れがあります。薄いものを少しなら問題はありません。気分転換にいいですよね。
ようは大半のお茶は雰囲気味わうためだけに飲めってことです。
妊娠期間中お母さんが口にするものはおなかの中の赤ちゃんにも大きく影響します。大切な赤ちゃんのために、早急に便秘を治したいからとばかりに無理をしないでください。
気を付けて気を付けて選んだ妊婦さんオッケーのお茶は便秘解消効果が少し時間がかかるかもしれませんが何より安全が第一です。焦らず気長に続けてください。