うんち記録アプリ「ウンログ」で腸内フローラ検査してみました!
これまで腸内環境検査キットビフィチェック、ソイチェック、マイキンソーを試してきましたが、それでは飽き足らず…
今回は、様々なメディアに掲載されているNo.1うんち記録アプリ「ウンログ」が提供している腸内フローラ検査でチェックしてみることにしました!
ウンログって何?
毎日自分のうんちの状態をスマホのアプリに記録していく事で、腸内環境を改善していこうという面白いアプリです。
うんちの状態に対して、点数を付けてくれたり、ウンログ仲間同士でコミュニケーションを取ることもできます。
そのウンログが提供する腸内フローラ検査サービスが今回使用した検査キットです。
今までの検査キットとは少々趣向が異なり、痩せ菌、デブ菌、長寿菌、美肌菌といった菌まで検査することができます。
ホリエモンこと堀江貴文さん、おねえさんといっしょのほりえまゆさんなどが体験モニターとして参加していたり、クラウドファウンディングで成立したプロジェクトとしても、メディアで話題になっています。
価格は18,000円となっていて、多少値段は張りますが、ここまで詳しく検査してくれるならこの値段でも納得だと思いました。
開封!入っているものは3つ
中身は
- 封筒
- キットID
- 検査キット
の3つとなっています。
実際に検査をした流れ
検査の流れは大まかに以下のようになっています。
- アカウント登録&アンケート回答
- キットを使って採便
- 封筒に採便容器と検査依頼書を入れてポストに投函
- 検査結果がメールで到着
では実際に検査を進めていきます。
アカウント登録&アンケート回答
購入してキットが到着したら、公式ホームページからアカウント登録を行っていきます。
登録にはキットに同封されているキットIDが必要です。
登録後は、アンケートがあるので回答します。
普段の便の状態、細かい食事内容、運動などを答える内容で、かなりのボリュームがあり10分以上はかかりました。
キットを使って採便
採便はキットに付属しているシートの上にしていきます。
シートは採便を終えたらそのままトイレに流して良いようです。
その後、シートに乗せた大便をキットでとっていきます。
キットのキャップを外すと、水色の液体に浸かっている部分がブラシになっているので、それを便に刺して米粒程度の便を付着させます。
採便後はキャップを閉め、容器を振って中身を混ぜてから付属の袋に入れます。
ポストに投函
袋に入れた採便キットを付属の封筒に入れ、ポストに投函するだけで良いです。
郵送料金は受取人支払いになっているので、切手などを貼る必要はありません。
検査結果は郵送ではなく、解析完了のメールが届いた後に登録したアカウントでの閲覧となっています。
結果閲覧
1ヶ月ほどで結果が判明しました。
平均と比べた場合の自分の位置や、グラフ、詳しい解説付きになっているので、わかりやすくとても見やすいです。
まずは、腸内フローラの検査結果(バランス、多様性、太りやすさ、バランス調整菌、バランスかく乱菌)が掲載されていました。
腸内フローラバランス
バランス調整菌は日本人の平均である20-30%を上回り、バランスかく乱菌も日本人平均値と同程度の数字。とても理想的な腸内フローラとのことでした。
普段の食生活で乳酸菌飲料や食物繊維を摂るように心がけていたので、この結果に一安心です。
ですが、腸内フローラはすぐに変化するので、今回良かったからとうっかり暴飲暴食なんてすると良くなさそうです。
現状を維持することをイメージして腸内環境を整えていきたいと思いました。
・バランス調整菌:おなかのバランスを整えます。「善玉菌」の考え方に、新たな菌を加えたかたちで表記されています。
・バランスかく乱菌:おなかのバランスを乱します。つまり、これらの細菌が増えることはおなかやからだに良くないと思われるグループです。
・能力未知菌:おなかに対してどのような効果を持つのか不明な細菌です。「日和見菌」を再分類した考え方です。
腸内細菌の多様性が高いと健康であると一般的に考えられています。
多様性は平均的でした。
腸内細菌の「多様性」が腸の粘膜のバリア機能を高め、免疫力を向上させるので、平均的とはいえより多様性を高めたいですよね。
ではどうしたらいいかというと、たくさんの種類の食材を食べることが重要で、中でも食物繊維が多い食事を摂ると善玉菌が活性化するだけでなく、腸内細菌の多様性が保たれるといわれているそうです。
自分では食物繊維を積極的に多く摂るように心がけていたつもりでも、実際は普通だったということがわかりました。
太りやすさ
太りやすさは「標準型」でした。
マウスを用いた実験では、肥満の人の便を移植すると肥満になり、痩せ型の人から移植すると痩せたという結果もあります。
腸内細菌と太りやすさに関係があるなんて知らなかったのでびっくりです。
ここでいう太りやすさとは、ファーミキューテス門とバクテロイデーテス門の比率から計算されています。
・ファーミキューテス門:食事からのエネルギー回収率をよくするので、肥満につながると考えられています。
・バクテロイデーテス門:腸管内で短鎖脂肪酸をたくさんつくります。短鎖脂肪酸は、血中の脂肪が脂肪細胞に取り込まれるのを阻害し、さらに脂肪を筋肉に取り込んで燃焼させる効果があるので、痩せやすくなります。
「バランス調整菌」はお腹のバランスを整える菌の総称です
普段乳酸菌飲料を飲んでいるためか、ビフィズス菌とフィーカリ菌が突出して多いですね。
分布を見てもなかなかのいい位置にいるようで、とてもうれしいです。
ビフィズス菌 | バランス調整菌として、便秘を改善する効果など腸内環境を整える機能をもつ。 |
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フィーカリ菌 | 食事に含まれる食物繊維などをもとに腸管の異常な炎症を抑える酪酸を産生し、腸内環境を整えるはたらきがある。 |
痩せ菌 | BMIの低い人に豊富に存在することが知られている細菌。 |
フラジリス菌 | 腸内で脳に作用する化合物を作り、その物質が脳でのストレス軽減に作用している可能性がある。 |
エクオール産生菌 | エクオール産生菌は大豆などに多く含まれるイソフラボンをもとにしてエクオールという物質を生み出すことができる。 |
「バランスかく乱菌」はお腹のバランスを乱す菌の総称です
ニューモニエ菌が発見されてしまいました…常在菌ですが肺炎等の感染症を引き起こすこともあるようでとても気になります。
免疫力を上げるためにも今一層食生活に気をつけなければと思いました。
ニューモニエ菌 | 口腔や腸管における常在菌であり、呼吸器感染症、尿路感染症などを引き起こすこともある。 |
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ソルデリー菌 | デオキシコール酸(DCA)産生菌。DCAは肝臓の腫よう形成に関連すると考えられている。 |
ヌクリータム菌 | ヌクリータム菌は大腸に腫ようがある患者で多く確認される。 |
インフルエンザ菌 | インフルエンザの患者さんの鼻咽頭から発見された細菌で、インフルエンザや風邪などの後に肺炎や気管支炎を引き起こすことがあります。 |
パラインフルエンザ菌 | 上気道の正常細菌叢であり、疾患を引き起こすことはほとんどない。 |
生活習慣アンケートの解析結果・腸内フローラ改善
生活習慣アンケートの回答結果から、食品・栄養摂取量などを平均と比較した場合や、検査を行った人達の解析結果を元に、バランス偏差値が60以上の人の生活習慣から解析された腸内フローラを改善するヒントが掲載されていました。
私の場合、麺類・卵・緑黄色野菜・乳製品を平均より多く、ご飯・嗜好飲料が平均より少なく摂取してることがわかりました。
普段他人の食品摂取量を知ることはなかなかないので、とてもおもしろい資料だと思いました。
みんなの統計
検査を受けた人達のランキングとその中での自分の順位が掲載されていました。
トップの人達の比率がすごすぎて驚くばかりですね…。
バランス調整菌・ビフィズス菌で上位10%に食い込めたのは嬉しかったです。
最後に、腸内環境と健康についての詳しい解説や文献をまとめたページもあり、至れり尽くせりという印象を受けました。
これら菌について詳しく学びたい方は以下のページもご覧下さい。
使ってみて感じたデメリット
検査キット自体の値段が高額です。
今回は3,000円割引きクーポンがあったため、15,000円でしたが(それでも高い)、普段は18,000なのでちょっと調べてみようかななんて所から入った方は、気が引けてしまうと思いました。
それとどの腸内検査キット使用時にも言えることですが、家のトイレが自動洗浄になっている方は注意です。
採便シートを便器内に敷いて排便し、採便しようとして立ち上がると自動的に流れてしまうんです!(当たり前)
私はこの自動洗浄スイッチをオフにするのを忘れてしまい、便&採便シートを流してしまったことがあります。
もちろん私に非があるのはわかってますが、この採便シートの上に排便する→キット棒を刺すというシステムでない方法が出来たらいいなぁと思いました。
まとめ
ウンログの腸内フローラ検査は、テレビや雑誌など様々なメディアにも取り上げられており、権威性が高い商品であると感じました。
内容も、多様性をジャングルの様子で表現する、グラフやイラストで詳しく解説するなど、菌に詳しくない方でもわかりやすく、楽しみながら腸内環境について学べると思いました。
また、検査をしたことによって、食生活の改善点が見つかったことも大きな収穫になりました。
検査して終わりではなく、検査後もウンログアプリを使って腸の健康状態をチェックできるので、これをきっかけに腸への意識がより高まるいいきっかけになると思いました。
結果が悪かった方は近場で買えるヨーグルトや乳酸菌サプリメントで腸内環境を改善していくことをオススメします。