Mykinso(マイキンソー)を実際に購入して、腸内環境を調べてみました!
以前、ビフィチェックという商品で行った郵送腸内フローラ検査がおもしろかったので、今回はMykinso(マイキンソー)という商品で腸内環境をチェックしてみることにしました!
実際に使用してみて良かった点や、微妙だと感じた点を紹介していきます。
マイキンソーって何?
郵送の腸内フローラ検査キットについて軽く説明すると、「大便のサンプルを取って郵送すると、腸内の細菌の状態などを調べてくれるもの」といった感じです。
マイキンソーは株式会社サイキンソーが販売している商品で、同社は理化学研究所が認定したベンチャーとなっています。
利用をすると、以下のように様々な指標で腸内環境を診断してくれるらしく、腸内環境オタクの私は腕が鳴ります。
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太りやすさ
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腸のタイプ
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菌の多様性
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主要な細菌の割合
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腸内の菌構成
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腸内環境の推移
会社の経営メンバーに東大や海外の博士過程を卒業した人が多いこともあってか、検査の学術的根拠には重きを置いているとのことです。
価格は税込で19,440円となっていて、Amazonや公式ショップで購入することができます。
前回購入したビフィチェックが12,960円だったので、少し割高な印象を受けますね。
開封!中身は計6つのキット
中身は以下の6つです。
- 採便用シート
- キットIDが記された紙
- キャンペーンコードが記された登録案内
- 郵送用封筒
- 説明書
- ガイドブック
登録に必要なIDやコードが2つあって少し煩雑な感じがしますね。
実際に検査をした流れ
検査の流れは大まかに以下のようになっています。
- アカウント登録
- アンケート
- 採便
- ポストに投函
- 結果閲覧
では、実際に検査を進めていこうと思います。
アカウント登録
マイキンソーを購入してキットが到着したら、公式ホームページからアカウント登録を行っていきます。
登録にはキットに同封されているキャンペーンコードが必要です。
アカウント作成後に、改めて購入したキットとの紐付けを行わなければならない点に注意して下さい。
紐付けを行っていないと、採便をして郵送しても検査結果を見ることができず、12,960円が水の泡になります。
採便
採便はキットに付属しているシートの上にしていきます。
採便前に排尿を済ませなければならないようです。これって結構難しい…
その後、シートに乗せた大便をキットでとっていきます。
キットのキャップを外すと、水色の液体に浸かっている部分がブラシになっているので、それを便に刺して米粒程度の便を付着させます。
自分の便を突き刺しているのって、すごく複雑な気持ちです…
ちなみに、採便キットは購入後3ヶ月以内の使用が推奨されているので、なるべく早く使用しましょう。
採便後はキャップを閉め、容器を振って中身を混ぜてから付属の袋に入れます。
アンケート
続いて、登録したキットごとにアンケートに答える必要があります。
普段の運動から体質、睡眠と質問のジャンルは幅広いですが○分程度で終わりました。
「今後の研究に役立たせるため」といった紹介をしているので、検査結果に影響が出るものではないと思います。
ポストに投函
郵送は採便後1週間以内に行います。
袋に入れた採便キットを付属の封筒に入れ、ポストに投函するだけで良いです。
郵送料金は受取人支払いになっているので、切手などを貼る必要はありません。
検査結果は郵送ではなく、解析完了のメールが届いた後に登録したアカウントでの閲覧となっています。
結果閲覧
平均と比べた場合の自分の位置や、グラフ、解説付きになっているので、とても見やすいです。
腸内細菌はB型で、日本人の8割以上と言われているR型ではなかったのでちょっとびっくりです。
どの項目も平均、またはやや低めでした。
各言葉についての説明はありますが、詳しい解説や結果に対してのアドバイスがなかったので、高いお金を払っていた分、「え?これだけ??」と拍子抜けしました。
結果の後に「より詳しい組成をご覧になりたい方はこちら」というリンク先があったので押して見ると、下記のような画面が表示されましたが、
ここにもアドバイスはなく、菌の専門的な情報が掲載されているだけでしたし、私のような一般人に必要な情報はありませんでした。
これら菌について詳しく学びたい方は以下のページをご覧下さい。
使ってみて感じたデメリット
検査キット自体の値段がとても高いです。
また、結果をふまえた具体的なアドバイスはなく、善玉菌や悪玉菌の区別もありませんでした。ただ結果のみがわかるといった感じです。
他社の商品でも言えることですが、あくまで腸内環境を検査するだけで、後の対応は自分で調べて下さいといったスタンスです。
全体的にコスパはあまりよくないと感じました。
そもそも善玉菌や悪玉菌といった区別が学術的には曖昧だとして、細菌の情報をあまりハッキリとは教えてくれません。
科学的な厳密さへの配慮が強いせいでおもしろみが無くなっている印象を受けました。
まとめ
マイキンソーはテレビや新聞などの様々なメディアにも取り上げられているので、権威性は高い商品だと感じました。
検査の結果として見ることのできるデータは他社のものよりも詳しいので、腸内環境についてある程度の知識がある人に向いていると思います。
ただ、結果に対しての具体的なアドバイスは一切ないので、改善策などは自分で調べる必要があります。
もし、マイキンソーでの検査で悪い結果が出てしまった方は近場で買えるヨーグルトや乳酸菌サプリメントで自分の弱みを改善していくことをオススメします。