【胃がんの99%がピロリ菌!】ピロリ菌検査(株式会社セルメスタ)をしてみた
Ready For というクラウドファンティング※のサイトがあり、私は定期的に確認するようにしているのですが、
3か月ほど前に確認しているとき、『胃がんの原因は99%はピロリ菌だった。皆で検査をして予防しよう』 というキャッチコピーが目に留まりました。
※プロジェクトをすすめるために、不特定多数の方に資金を募ること。
悪玉菌の一種。胃の中に住みつく。日本人の2人に1人がヘリコバクター・ピロリ菌に感染しているといわれている。
感染していても大丈夫だが、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などを繰り返す、症状の重い方は除菌をするほうがよい、と言われている。
こちらのプロジェクトは堀江貴文さんと予防医療普及委員会を中心に進められているプロジェクトとのことで、より詳細に見ていくと
- 胃がんは遺伝やタバコではなく、感染症であり、その原因がピロリ菌である
- 日本人に感染するピロリ菌は欧米に比べて胃がんを引き起こす確率の高い悪玉菌らしい
- 胃がんはがんの中で死亡数、第3位。年間5万人の方が命を落とす、とのこと。
- 胃がんの発症年齢は40歳代から増えはじめ、50~60歳代はピークとなる、とのこと
- ピロリ菌を退治することで胃がんの発症率が30~40%減らすことができる
とのこと。
ピロリ菌簡易検査キットのクラウドファンディングで、値段も4000円とお手頃でしたので、申し込むことにしました。
ちなみにこちらのピロリ菌検査ですが、ピロリ菌除菌治療中及び治療後の方と、整理中の方は対象外の商品となります。
ピロリ菌簡易検査キットってなに?
このピロリ菌簡易検査キットは、株式会社セルメスタが提供しているピロリ菌検査キットになります。
採尿して、臨床検査センターに郵送することで、後日結果(ピロリ菌がいるか、いないか)が送られてくるという仕組みになっております。
こちらのピロリ菌簡易検査キットですが、株式会社セルメスタが提供している商品は、amazonでは提供されておらず、類似商品がamazonで販売されております。(3990円~4399円ほど)
飲み会1回分と考えると、少し値段もかかるかもしれませんが、この検査キットで胃がんのリスクが軽減できると考えたら、お得な気がします。
株式会社セルメスタは業界最安の3980円(税込み)で提供しております。
開封!入っているものは、9つ
パッケージを開封すると、以下のようなキットが入っていました。
中身は
- 封筒
- あいさつ、守ってほしいことの手紙
- ピロリ菌検査を受信される皆様へ(お願い)の手紙
- ピロリ菌検査(尿中ピロリ抗体検査)の手紙
- 尿採取方法の手紙
- 検査キット送付書
- 受付表
- 検査キット(ピーポールⅡ)
- ピロリちゃん(マスコットキャラクター)のシール
でした。 ちなみにこちらがピロリちゃんです。
かわいい名前ですが、このピロリちゃんが胃がんを引き起こしているらしいのです。
実際に検査をした流れ
検査の流れは以下のようになっております。
- キットを使って採尿する
- 書類を記入
- 封筒に排尿容器と書類をいれてポストに投函
- 検査結果到着
では実際に検査を進めていきたいと思います。
キットを使って採尿
分かりやすい尿採取の紙が同封されています。
こちらのピーポールⅡという排尿器、以前使用したことがあります。どうやら、小学校や企業の健康診断の際に用いられているそうです。
放尿中の尿に採取口をあてると尿がとれます。
採尿後に注意すべきことは、
- 黄色いいカバーを戻すときはカチッと音がするまでしっかり奥まで差し込むこと
- 採尿器にラベルを付けてあげること
- 封筒に入れる際は、採尿器を元通り袋に入れること
この3点になります。
検査依頼書を記入
続いて、ピロリ菌検査チェックシートを記入していきます。
- 家族(血族)に胃がんにかかった人がいるか
- 過去1年間に胃痛、胸やけ、吐き気、嘔吐、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の症状があったり、医者に指摘されたことがあるか
- 過去半年にピロリ菌の除去治療を受けたか
- たばこを吸うか
- アルコールを飲むか
この5つの質問に回答して、生年月日、年齢、性別を記入すればOKです。3分程度で全部書き終えることができました。
ポストに投函
結果到着
2週間ほどで結果が到着しました。
結果、ピロリ菌は陰性でした。
もし陽性の場合でも、初期症状や具体的な治療法について掲載されており、結果にうろたえず安心でき、好印象を受けました。
ピロリ菌の除去治療としては、下記の3種類の薬を用いた投薬療法が推奨されています。
- ランソプラゾール
- アモキシシリン
- クラリスロマイシン
投与期間は1週間です。
しかし、この投薬による下痢、頭痛などといった副作用が報告されており、ピロリ菌が除去できなかった症例が約10%あるといったこともあるため、治療方法に関してはまだ課題があるのが現状なようです。
結果の裏面には、ピロリ菌検査以外にも、がん、メタボリック症候群、感染症、性感染症など豊富な検査メニューが受けれることなどの情報が掲載されており、健康管理の意識が高まるきっかけになりました。
使ってみた感じのデメリット
もし検査キットで陽性が出て、菌を除去したい場合、ピロリ菌は投薬治療でしか除去できないので、病院に行かなければなりません。
そして、病院にて再度、尿検査、もしくは胃カメラ検査をしなければならず、二度手間と金額がかかってしまうことになります。
Q&Aコーナー
現在、ピロリ菌の感染により引き起こる病気として「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」「胃がん」が考えられています。
この病気は、ピロリ菌を除去することで再発率が激減したことにより、その因果関係か強いと注目されています。
ピロリ菌は経口感染するので、感染者が家庭内にいる場合は箸や食器の共有を避け、特に幼児に対し口移しでものを与えるのはやめましょう。
また、ゴキブリがピロリ菌の運び屋になっているとも言われているので、常に部屋を清潔に保つ必要があります。
まとめ
わざわざ病院に行かなくても、ネットで注文すれば自宅に届き、尿検査で簡単にピロリ菌の有無がわかるので、手軽で便利だと思います。
日本では、感染していることを知らない方が多く、40歳以上では感染率が75%と高くなっています。
ピロリ菌の感染経路は、経口感染がほとんどです。特に幼児期に感染しやすいようです。
自分以外の家族にも感染している場合があるので、検査をすることにより、家族の健康を守るきっかけにもなります。
ピロリ菌の有無は、胃の病気に関わっており、特に胃がんリスクが高くなるので、胃がもたれる、胃が痛いなどの自覚症状がある方や、
小さい頃川遊びをしていた方(昔は川や井戸水にピロリ菌がいたそうです)は、ぜひ検査をオススメします。