ピロリ菌に効く?LG21乳酸菌とは。明治プロビオヨーグルトは?

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スーパーやコンビニでよく見かける「LG21」の文字

スーパーやコンビニでもよく目につくヨーグルトですので、詳しいことは知らなくてもなんとなく手にとって食べたことがある方も多いと思います。パッケージをご覧いただくと、あ、これねとなると思います。

今日はそんな手軽で気軽に、スーパーでも手に入る明治プロビオヨーグルト「LG21」を紹介します。

このLG21は発売直後から大々的にテレビCMを中心にプロモーションが展開されているので、様々なところでも見聞きしているはずです。食べたことがなくても、存在を知っている方は多いかと思います。

簡単に特徴をいうと、特別な乳酸菌であるLG21を配合したヨーグルト関連商品です。一般的なヨーグルトだけでなく飲むタイプなどいくつか種類がありますが、それは後ほどご紹介します。

商品ラインナップの中でもメジャーなのがやはりヨーグルト。青と白のパッケージです。甘さが控えめでさっぱりとした口当たりの食べやすい商品です。

商品名にプロビオという言葉が入っていますが、これはプロバイオティクス(Probiotics)を由来とした造語です。

明治社によると

「ヒトや動物に投与した際、健康に好影響を与える生きた微生物あるいは生きた微生物を含む食品、菌体成分」

と定義されています。

ちなみに抗生物質はアンバイオティクスと呼ばれていますので、これの対比語としての意味もこめて付けられた名前です。

乳酸菌「LG21」の働き

。この乳酸菌はピロリ菌を退治してくれるという優れもの。乳酸菌は胃酸に弱いので、多くの乳酸菌食品やサプリメントもいかに胃酸にやられずに生きたまま腸まで運ぶかが命題です。

サプリをコーティングして胃酸に負けにくくしたり、各商品でとても工夫がされています。

それほど強い胃酸ですが、ピロリ菌だけは例外で、胃の環境でも死滅せずに存在し続けることができるのです。胃潰瘍や十二指腸潰瘍などを引き起こす原因になることもあり、デメリットが多い菌です。

となればぜひ退治しておきたいものです。そこでピロリ菌を退治するために発見されたのがLG21です。

LG21は乳酸菌の中で特異の性質をもっていて、胃酸に強いため胃の中でも負けることはありません。また高い殺菌作用があるため、ピロリ菌を退治するための力も十分に備えています。

L副作用もなく生体に安全です。抗生物質はピロリ菌以外にも無差別に菌などを殺してしまうため、副作用も見られます。

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ピロリ菌とは

正式な名前をヘリコバクター・ピロリといいます。ヒトの胃に生育している細菌で、細長いらせん状の形をしていて、2.5から5マイクロメートルくらいの大きさです。

人間の胃には塩酸を主成分とする強い酸性の胃酸があり、それが食べ物の消化を行っています。これまでは胃酸のおかげで、胃では菌が死滅すると考えられていましたが、ピロリ菌だけが例外として発見されたのです。

ピロリ菌が胃に住み着くことをピロリ菌感染症といいますが、発展途上国を中心に世界中に感染者がいます。

実は先進国である日本にも患者が多く、症状の有無に関わらず感染しているとヒトは50代以上で70%を越えているのです。

50代の方が幼い時代、水道の設備が発達していなかったころに水道水から感染したのではないかと考えられています。

一度感染してしまうとピロリ菌は自然に消滅することは基本的にありません。胃の粘膜を傷つけて炎症を起こすことで、結果的に慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、胃がんの原因になる場合もあります。

もちろん、ピロリ菌に感染している全員がこれらの病気に至るわけではありませんが、非常に恐ろしい病気の原因にもなるので可能な限り排除しておきたいものです。

それを考えるとピロリ菌を退治してくれるLG21に期待が高まりますね。

LG21発見までの軌跡と効果

LG21が発見されたのは実はかなり最近になってからです。1993年に東海大学にて、マウス実験により乳酸菌に抗ピロリ菌作用があることがわかってから、ラクトバチルス属の乳酸菌にその効果があることに気づきます。

そこから一気に、その効果を最大限発揮するためには乳酸菌とピロリ菌の接触が長いヨーグルトの形態が望ましいことも判明しました。

1997年に東海大学とわかもと製薬、そして明治乳業の共同研究が始まり、1999円に明治乳業がもっている約2,500種の乳酸菌の中から、もっともピロリ菌に対する効果があるのは乳酸菌LG21株であることがわかり、翌2000年に明治からブロビオヨーグルトLG21が販売されました。

研究段階にて臨床試験も行われました。

ピロリ菌陽性者である30歳以上の104人を2つのグループに分けて、AグループにはLG21ヨーグルト、もう一方のBグループにはLG21を含まない一般的なヨーグルトを、それぞれ1日1個を食べてもらい、胃の粘膜の炎症具合や便中のピロリ菌の量などを3ヶ月に渡って実験したのです。

結果、LG21ヨーグルトを食べたAグループでは、炎症が軽減する人が多くみられ、もともとピロリ菌の保有量が多かった人の炎症が軽減して、ピロリ菌の量自体も減ったことが確認できました。

一方Bグループではその効果はみられず、LG21はピロリ菌に効果があることが証明されたのです。

ほかの乳酸菌食品やサプリでは実際に安全面以外、効果の測定などで臨床試験が行われることはあまりなく、実際に成果として証明されているのは他のヨーグルトと比較しても大きなメリットに感じます。

株式会社明治

私たちにとってなじみ深い企業ですよね。ヨーグルトに限らず、牛乳やアイスクリーム、チョコレート、マーガリンなど多くの食品を販売していて、私たちの日常にもかなり浸透しているメーカーです。

食品の販売だけでなく、その人気商品を支えているのは明治の研究開発だと言われています。埼玉県鶴ヶ島市と神奈川県小田原市の2箇所に自社研究所を持っており、菓子や乳製品の研究開発が行われています。

産地別のカカオ豆の研究や、幼児用粉ミルクの固形化、牛乳のおいしさの研究など様々な研究がされ、それが商品へ活かされているのですね。

その結果、MEIJIミルクチョコレートやアーモンドチョコレート、明治ブルガリアヨーグルト、エッセルスーパーカップ、チェルシー、などの人気商品がたくさん生まれたのがその確たる証拠です。

含まれている成分

■原材料名
生乳、乳製品、砂糖、甘味料(ステビア)

■成分(1個当たり) ※1日の摂取目安量
エネルギー83kcal / たんぱく質 3.8g /脂質3.4g /炭水化物 10.9g /ナトリウム  49mg /カルシウム 134mg

糖分や脂肪が気になる方には、嬉しいことに低脂肪や砂糖が少ないもの、アロエ脂肪を使ったLG21のラインナップも販売されています。

メリット

乳酸菌飲料はたくさんありますが、実際に臨終試験によって「ピロリ菌に打ち勝つ」としっかり言い切れる商品はそう多くはありません。

なんとなく健康に良い、便通に効果があるなどのイメージはありますが、LG21ほど堂々といえるのはこれまでの実験の成果による自信の表れだと思います。

もう一つはスーパーやコンビニでも売っているので手に入りやすく、トライアルもしやすいところがメリットです。

通販式では1か月分単位での販売が多いので、なんとなく効果が見られず止めたくても1か月単位で購入しなければなりません。ただしLG21なら、1個ずつ買うことができます。

デメリット

ヨーグルトでおいしく摂取できるのはメリットである反面、もっと短時間で職場や出先でも簡単に摂取したい方にはデメリットになるかもしれません。

錠剤であれば持ち運びも簡単で、お水があれば数秒で飲めてしまう手軽さがあります。

また価格面でも他の乳酸菌商品と比べても安くはありません。1日当たり133円程度ですので、月間4,000円を越えてしまいます。ご夫婦で買うと8,000円以上となるため、決して気軽な価格ではないですね。

価格

スーパーやコンビニなどで一般のヨーグルトと同じように気軽に買うことができます。

ラクティアやラクティスなど乳酸菌系のサプリは通信販売限定というケースも多いですが、その点、LG21は敷居が低いので買いやすいと言えます。

販売価格は店舗によって異なりますが、相場としては以下の通りです。量に対してはプレーンヨーグルトよりは割高ですが、それはLG21が含まれているから当然なのだと思います。

<プロビオヨーグルト LG21の相場価格>

種類 価格
 ノーマル122g  133円
 砂糖ゼロ  125円
 低脂肪  125円
 ドリンクタイプ112ml  135円

あまり知られていませんが、明治では宅配サービスも行っています。

外に買いに行かなくても、定期的に欲しい商品が欲しい量だけ届けてもらえるので、継続して食べたり飲んだりしたいものであれば買い忘れなく、とても便利です。さらに、他の小売店では購入できない宅配専用商品も売っています。

食べ方

一般的に販売されているヨーグルトと形状はなんら変わりありませんので、ヨーグルトが好きな方であればとても食べやすいです。食後のデザート感覚でいだけるのが嬉しいですよね。

また、健康食品や医薬品ではありませんので、食べるタイミングも自由です。ただ、継続的に食べた方が効果がありそうなので、毎日1つを目安に欠かさず続けることが大事になってきます。

食べ忘れないベストなタイミングを作って、毎日同じ時間に食べることで忘れるのを防ぐと良いでしょう。

内容量

1個あたり112gです。

1日のカロリー

1日の摂取目安量である1個で89kcalです。ヨーグルトとしては一般的な量ですが、他社の乳酸菌サプリなどと比較すると多めです。

低脂肪タイプの姉妹品「LG21低脂肪111g」であればエネルギーは72kclまで抑えられるので、気になる方はそちらを活用しましょう。

まとめ:~どんな人に向いている?~

L乳酸菌飲料はたくさんありますが、まずはトライアルしやすことが一つのポイントですよね。

一般のスーパーやコンビニでも気軽に購入できるので、まずは試しに効果や自分の体との相性を確認できるのが大きなメリットになりそうです。

また明治グループという日本が誇る飲食メーカーが手がけている点も安心ですね。さらに効果に個人差が出やすいのが健康食品ですが、LG21は実際に臨終試験によって「ピロリ菌に打ち勝つ」としっかり言い切れるのです。

それは数々の臨終試験の結果から効果ありと科学的に実証されており、堂々といえるのはこれまでの実験の成果による自信の表れだと思います。

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