腸内環境の改善では便秘が治らない?【便秘は3タイプある】

みなさんの中にも、便秘で悩まされている方がいらっしゃると思います。

厚生労働省の調査では、日本には600万人以上の便秘患者がいるとされています。

腸内環境の悪化は、便秘の原因として有名です。

しかし、便秘の原因は、腸内環境の悪化だけではありません。

つまり、腸内環境の改善を試みただけでは、治らない便秘があるのです。

便秘の原因がわからないまま、腸内環境の改善を試みていると、逆効果になることもあります。

今回は、腸内環境と便秘の関係と、便秘の解消法をご紹介します。

便秘は3種類ある

便秘は、便が停滞する場所ごとに3つの種類に分けられます。

それぞれの便秘の原因は、種類ごとに異なりますので、この知識を理解しておくことは重要です。

3種類の便秘

  • 弛緩性便秘
  • けいれん性便秘
  • 直腸性便秘

皆さんは、自分がどの種類の便秘なのか把握していますか?

これら3つの便秘の特徴についてご紹介しますので、自分の便秘の症状と比較してみてください。

弛緩性便秘

弛緩性便秘は、高齢者に多く見られる便秘です。

この便秘は、大腸の周りの筋肉が衰えることにより、腸のぜん動運動が弱くなり、便が詰まってしまうことが原因で起こります。

また、その他の原因として、自律神経の働きが関係していることも挙げられます。

自律神経は腸の働きに影響を与えており、自律神経のうち、腸を休めるのが交感神経、動かすのは副交感神経です。

副交感神経は、その働きが加齢によって弱まることが知られていて、このことが高齢者の便秘の原因の一つです。

そのため、対策として筋力をつけたり、腸内環境を整えたりして、腸のぜん動運動を活発にする必要があります。

けいれん性便秘

けいれん性便秘は、便意があるにも関わらず、コロコロとした便しか出なかったり、残便感を感じたりすることが多いです。

また、けいれん性便秘の特徴として、便秘の後、腸に水が貯まるので、便秘と下痢を繰り返すことが挙げられます。

この便秘は、腸のぜん動運動が強すぎることによって、うまく便を押し出せないことが原因で起こります。

そのため、対策として腸のぜん動運動が正常に戻す必要があります。

直腸性便秘

直腸性便秘は、大腸の中でも肛門に近い、直腸に問題が起こることで発症する便秘です。

この便秘は、便ができているにも関わらず、便意を感じなくなることが原因で起こります。

その原因は、普段便意を感じたときに我慢してしまうことです。

通常、便が直腸に到達すると、その刺激は脊髄を遠て脳に伝えられます。

これが便意を感じるメカニズムなのですが、それを我慢し続けていると神経が鈍り、便意を感じづらくなってしまうのです。

そのため、対策として排便のリズムを規則正しくして、便意を我慢しないようにする必要があります。

これらの便秘症状を発症してしまうと、体に様々な悪影響が現れます。

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便秘による悪影響

便秘になることで起こる、様々な悪影響についてまとめたので参考にしてください。

便秘による悪影響

  • 太りやすい体質になる
  • 肌荒れ・ニキビ
  • 冷え性
  • 肩こり
  • 免疫力の低下

このように便秘の症状が続いてしまうと、体に様々な悪影響が出ます。

便秘は、腸内環境の悪化を招き、腸内を腐敗状態にします。

すると、腸内は便が溜まりやすい環境になってしまい、腸内環境の悪化をもたらすという負のスパイラルに陥ります。

そのため、一刻も早く便秘を解消して、腸内環境を改善する必要があるのです。

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便秘を解消する方法

便秘を解消するためには、腸内環境を改善する必要があります。

便秘解消のために腸内環境を改善する方法は主に3つあります。

便秘を解消する方法

  • 自律神経を整えて腸を正常に機能させる
  • 排便に必要な筋力を鍛える
  • 腸内の善玉菌を増やす

冒頭でご紹介したように、便秘の原因は、便秘の種類ごとに異なります。

ですので、自分の便秘の原因を把握して、その原因に有効な方法で便秘の解消を目指しましょう。

自律神経を整える

腸の働きと自律神経が密接に関わっていることは、ご紹介したとおりです。

ですので、腸のぜん動運動が弱まっていることが原因の便秘は、自律神経を整えて、腸の働きを活性化させる必要があります。

自律神経が乱れてしまう原因は、ストレスや不規則な生活習慣です。

仕事や家事に忙殺されたり、十分な休息や、睡眠時間が摂れていなかったりするとストレスが溜まります。

そうならないためにも、規則正しい生活習慣や、趣味や適度な運動などで、ストレスを溜めないようにしましょう。

排便に必要な筋力を鍛える

年齢を重ねるに連れて、排便に必要な筋力は低下していきます。

また、日頃の運動不足なども、これらの筋力の低下につながります。

排便に必要な筋肉は、肛門周りにある骨盤底筋群です。

この筋肉を鍛えるほか、お腹周りの筋肉を鍛えることは、腸に刺激を与えるのでオススメです。

具体的な運動法は、書籍などでも公開されているので、本屋さんなどで調べてみてください。

こちらの記事でもご紹介していますので参考にしてください。

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腸内の善玉菌を増やす

腸のぜん動運動を活発にするためには、腸内環境を整えておく必要があります。

特に、便秘に悩まされている方の腸内環境は悪化していることが多いです。

悪化してしまった腸内環境を改善するためには、腸内の善玉菌を増やす必要があります。

善玉菌は、食生活を見直すことや、サプリメントを摂ることで増やせます。

どのような食事を取ればよいかについては、コチラの記事でご紹介していますので参考にしてください。

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まとめ:まずは便秘の原因を知る

便秘を改善するためには、便秘の原因を知ることが大切です。

便秘の原因が、腸のぜん動運動が強すぎることである場合、食物繊維など、ぜん動運動を促す食事は逆効果です。

反対に、腸のぜん動運動が弱いことが原因の便秘には、善玉菌を増やして、腸内環境を改善する必要があります。

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