過敏性腸症候群ガス型10年。おならが止まらないときに私はこうしました【体験談】
過敏性腸症候群のガス型は、下腹部にガスがたまりやすくなる症状として知られています。人間は食べ物のカスによってできたガスをおならによって外へ排出します。
しかし、外出時などいつでもどこでもおならを出せる環境というのはあまりありません。
過敏性腸症候群のガス型は、こうしたおならができないという緊張感から腸に負担がかかりガスを生成してしまうという病気です。
- 体験者の情報
- 名前:伊藤涼(仮名))
年齢:21
性別:男性
病気歴:7年
職業:学生
過敏性腸症候群のタイプ:ガス型 下痢型
ガスがたまらないようにするにはどうすれば?
腸が生成するガスの元は食べ物です。つまり、ガスを発生させにくい食べ物を摂るようにすればガスは発生しなくなります!というような方法で解決できるなら苦労しませんよね。
過敏性腸症候群のガス型の人がガスを多く発生させてしまう原因は、食べ物というよりも精神状態にあります。
例えば、この前あの教室で授業を受けているときにガスがたまってつらかった。またあの教室にいくと同じ症状が出るのではないか。
といったような、ガスがたまるかもしれないというトラウマ(心的外傷)から腸がストレスを感じガスがたまってしまうという悪循環に陥ってしまう場合が多いです。こういった問題を解決するには、トラウマ(心的外傷)を払拭(ふっしょく)するしかありません。
しかし、このトラウマ(心的外傷)を払拭(ふっしょく)するのが難しいんですよね。私がおすすめするのは、食生活と生活習慣を見直した上、整腸剤などの薬を利用して完璧な腸内環境を作り上げ、自分は絶対にガスがたまらない腸を持っているという自信をつけることです。
生活の中で、ガスが発生しやすくなること(肉中心の食生活、食物繊維の異常摂取、夜更かし、運動不足による便秘)を全て排除し、発生させにくくすること(自分に合った整腸剤の使用、早起きをして出発前のトイレの時間を十分にとる)によって自分の腸に対して自信がでてきます。
ここまでやったんだからガスがたまるはずがないという気持ちを持つことが大事です。ちなみに私が実践しているのは夜更かしと夜食の厳禁化です。体内時計を乱して深夜も腸を働かせるということは、翌日たくさんガスを出したいですといっているようなものです。
ガスがたまってしまったら?
対策をたてて実行したにも拘らず今日はおなかの調子がよくない…という場合には一体どうしたらいいのでしょうか。授業中や会議中などだったら死活問題ですよね。
①整腸剤さまに頼る
本当にどうしようもないときは薬に頼るしかありません。そのためにも自分にあった即効性のある薬を発掘しておく必要があります。
トイレに駆け込む
これは時と場所、そしてあなたの性格によっては難しいかもしれません。そもそも「おなかがおかしいんでトイレに行ってきます!」というようなことが言えるくらい神経が太ければそもそも過敏性腸症候群になんかかかっていないという話なんですよね。
ただ、どうしてもガスがたまってつらいという場合、その場で耐え忍ぶと新たなトラウマ(心的外傷)を誕生させることになりかねませんので、トイレに逃げ込むことをおすすめします。
まとめ
過敏性腸症候群のガス型の場合、ガスがたまってしまうとそれを瞬時に消すということは難しいです。下痢型の場合は即効性の下痢止めの薬を使えば何とかなりますがガス型の場合はそうはいきません。
なので、ガス型の場合はそれまでの予防が非常に重要になってきます。腸にガスを発生させる要因は生活の中にたくさん潜んでいます。それらの一つ一つをつぶしていくことが過敏性腸症候群ガス型を克服するための近道です。
私がガス型にかかったとき、薬も無い、対処法も無いということでかなり悩みましたが、生活習慣を見直しガスが発生しやすくなる原因を徹底的にたたくことによって症状が起きる頻度がかなり低くなりました。
ガス型を克服するはいかにガスの発生源をたたいて自分の腸に自信を持つことができるかにかかっていると思います。
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