過敏性腸症候群10年。食事で気をつけていること【体験談】

過敏性腸症候群とは、腸の蠕動(ぜんどう)運動が盛んすぎることが原因で起こる「便秘とは逆」の症状です。

過敏性腸症候群と食事は切っても切れない関係です。

食事は、過敏性腸症候群を悪化させる原因にも、良好化させる原因にもなります。

まずは食の面から過敏性腸症候群が起こる原因を調べてみましょう。

体験者の情報
名前:伊藤涼(仮名))
年齢:21
性別:男性
病気歴:7年
職業:学生
過敏性腸症候群のタイプ:ガス型 下痢型

食べ物で気をつけること

過敏性腸症候群の症状には腹痛、下痢、便秘などがありますが、特にガス型の場合は、食べたものがそのまま症状へ直結してきます。

①ガス精製機となる食べ物

例:にんにく、納豆、ヨーグルト、キムチ

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これらは体に良い食べ物なのですが、ガス型にとってはガスを発生させる原因となるのでおすすめできません。

私はこれらの食材は休日専用にしています。

土日で発酵食品を食べまくり、腸内を善玉菌まみれにして月曜日を迎えるというのが私のルーティーンです。

これらには腸内を正常化してくれる働きがあるので、「今日ならガスが出たりしても問題ない」という場合にはどんどん摂取してもらいたいものです。

にんにくは単体でなくとも、中華料理など料理の中に含まれている場合が多々あるのでご注意を。

②過剰摂取によって悪影響となる食べ物

例:野菜、芋、肉

「肉はともかく、野菜や芋も?」と思われるかもしれません。

野菜や芋に含まれている食物繊維は便通を良くするのに最高の成分です。

しかし過剰に摂取してしまうと、お腹がゆるゆるになりガスや下痢を誘発させてしまいます。

食物繊維は便秘による症状悪化を防ぐためにも毎日摂取したいものですが、摂りすぎには注意しましょう。

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※芋に関しては、会議やテストなど絶対にお腹の調子を崩したくない日の前日に食べると翌朝の便通が最高になり、お腹に何も入っていない状態で外出することができます。タイミングを上手く図れば最高の予防になります。

③冷たいもの

例:アイス、冷たい飲み物

これらは胃腸をびっくりさせてしまいます。

胃腸はびっくりすると、過敏に動こうとして下痢やガスの原因になります。

夏場など、どうしても冷たいものが食べたいという気持ちはわかりますが、その後お腹がどうなってもいい場合以外は我慢するようにしましょう。

食べ方で気をつけること

①噛まずに食べる

とても消化に良くないです。
消化がうまくできないと消化不良で下痢になったりガスを発生させる原因となりかねません。しっかり噛んでお腹に優しい状態で食べ物を送り込んであげましょう。

あなたの胃腸もそれを望んでいるはずです。

②夜食

夜遅くに食べ物を胃に入れてしまうと、1日の中で胃腸が休まる時間がなくなってしまいます。胃腸が疲労を感じると消化の精度が悪くなり、下痢やガスを生成する原因となります。

私は帰りが遅くなったときは、夕食を食べるのを諦めるようにしています。私の場合、21時以降は一切食べ物を口にしません。

また、不規則な生活リズムは自律神経の乱れを促します。

お腹と心は密接につながっているので、自律神経が乱れるとお腹の乱れが露骨に出てきます。深夜は食事厳禁です。

③栄養バランスを無視した食事

栄養バランスの悪い食事というのは、体全体に負担がかかるので必然的に胃腸にも負担がかかってしまいます。タンパク質、ビタミン、食物繊維を意識して腸に優しい食事を心がけましょう。

まとめ

過敏性腸症候群の原因は、気持ちの面と食事の面によるものがほとんどです。

どれだけリラックスしていても、食生活が崩れているとお腹の状態も崩れてしまいます。

逆にいえば、食生活や生活習慣に気をつけるだけでも過敏性腸症候群の症状を抑えるのにかなりの効果があるといえます。

食べたいものを食べられない、食べたいときに食べられないというのはとても辛いことですが、そこを自制できるかどうかが過敏性腸症候群を治すための鍵となってくることでしょう。

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