【便秘、アトピー?】ラフィノースオリゴ糖(ビートオリゴ糖)の効果について

初めて聞く方はラフィノースって何?と思われるのではないでしょうか。ラフィノースはオリゴ糖の仲間です。「なんだお砂糖ね」と思った貴方。

ラフィノースはただのお砂糖ではないんですよ。トクホの素材として認可されている優秀なお砂糖なんですよ。

オリゴ糖で知られている効果の『低カロリーで腸内環境を整えてくる』それだけじゃないんです。

ラフィノースは『免疫機能を高めてくれる』・『アトピー性皮膚炎改善効果』・『肝機能改善効果』があるという研究結果が報告されているんですよ。

すでにラフィノースを使った健康食品も数多く販売されていますが、そもそもラフィノースってどんなお砂糖なんでしょうか?他にもあるオリゴ糖と何が違うのでしょうか?

ビフィズス菌の栄養となるオリゴ糖

まずオリゴ糖って何だと思いますか?オリゴ糖の「オリゴ」とはギリシャ語で少ないということを意味しており、少糖類と明記されていることもあります。

これがオリゴ糖である!という明確な科学的定義はないそうです。

ただ糖類の最小単位である単糖が二個~数個集まって組織された糖類の中で、善玉菌であるビフィズス菌の栄養になり、人体に有益な働きをする糖類を総称してオリゴ糖と分類しているようです。

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オリゴ糖の種類

オリゴ糖には、【フラクトオリゴ糖・イソマルトオリゴ糖・ガラクトオリゴ糖・大豆オリゴ糖・乳果オリゴ糖・ラフィノース(ビートオリゴ糖)・キシロオリゴ糖】等の色々な種類があり、多くの商品が販売されています。

これだけあるとどれが良いのか迷ってしまいますね、オリゴ糖の中には大きく分けて人工的に作られた物と自然由来の物があります。

ラフィノースは唯一天然抽出のオリゴ糖

ラフィノースは「甜菜」(サトウダイコン)から抽出された高純度のオリゴ糖のことです。
甜菜以外にも、ユーカリの樹液・大豆・キャベツ・アスパラガスなどにも多く含まれています。

ラフィノースは天然のオリゴ糖なので安心して使う事が出来ます。ですが他のオリゴ糖が体に悪いのかと言うとそんなことはありません。

種類によって甘さや期待される効果に違いがあるので、自分の好みや体調に合わせて使い分けるのがおススメです。

ラフィノース=ビートオリゴ糖=てんさい糖

ラフィノースの原料は「甜菜」(サトウダイコン・ビート)です。そのため、てんさい糖やビートオリゴ糖は呼び方が違うだけで、ほとんど同一の物であると思ってよいと思います。

ですが、商品に含まれるラフィノースの割合によっては期待される効果が得られないことがありますのでご注意ください。

ラフィノースの原料は甜菜(サトウダイコン・ビート)

砂糖の原料として有名なのは沖縄や奄美大島で栽培されているサトウキビですよね、ラフィノースの原料である甜菜ってあまり聞きなれない感じがしますが、実は日本で作られている砂糖のうち80%は甜菜から作られているんですよ。

世界的にはサトウキビの生産量が多く、日本に輸入される砂糖のほとんどはサトウキビのため、甜菜の知名度は低いのかもしれません。

甜菜はホウレンソウの仲間

甜菜は別名サトウダイコンやビートとも呼ばれており、根は紡錘形で見た目は大根に似ていますが、ホウレンソウの仲間のアカザ科に属しています。そのため葉っぱの形はホウレンソウにとてもよく似ています。

日本で一番栽培しているのは北海道です。世界的に見ても甜菜は寒い地域で栽培されています。

甜菜が甘いのは寒さから身を守るため

水は糖度が高いほど凍りにくくなります。例えば、シロップを冷凍庫に入れても凍りません。これと同じ原理を利用して甜菜は寒い地域でも生き延びる事ができているんですね。

甜菜1㎏あれば約170gの砂糖ができます

蓄えられた糖度によって変わりますが、一つの甜菜には約16~18%の砂糖が含まれています。

ラフィノースは便秘も下痢も解消してくれる

女性の約7割が悩んでいると言われる便秘。お薬でも便秘は解消してくれますが、お薬を飲み続けていると体が慣れてしまい効果が薄れてしまったり、飲みすぎてしまうと下痢になってしまったりとデメリットがあります。

しかし、ラフィノースはお薬のような副作用はほとんどありません。ラフィノースが栄養となりビフィズス菌が増えることで、腸内環境を整え便秘が解消されます。

「オリゴ糖を食べると下痢になる」そう言う方もいますが、ラフィノースはオリゴ糖の中でも下痢を引き起こしにくく、ラフィノースを栄養にビフィズス菌の数が増え下痢を引き起こす悪玉菌の数を減らす効果があり、下痢も解消してくれると言われています。

一の日の摂取量の目安は3g程度とされています。(商品によって異なる場合がありますので、ご使用前に購入された商品の説明書をご確認下さい)最大で10gを摂取することが可能です。

副作用はないと書きましたが、ラフィノースも摂りすぎてしまうとビフィズス菌の栄養にならずそのまま排出され、消化不良になり下痢になってしまう事がまれにあるそうです。何でも過ぎたるは猶及ばざるが如しですね。

副作用が心配だと言う方は、使い始めは少量から試してみるのがよいでしょう。ラフィノースを食べて次の日に効果がある人もいます。一ヵ月続けて飲むとほとんどの人が効果を実感されています。

便秘は口臭と肌荒れの原因

本来ならば便とともに排出される毒素も、便秘になると大腸に溜まってしまいます。その毒素を体はあらゆる手段を使って排出しようとします。

皮膚から排出された場合は肌荒れの原因になります。肺から排出された場合は口臭の原因となります。

「いつもの事だから」と言って便秘を放っておくと色々なトラブルを引き起こしてしまうんですね。

ラフィノースは免疫力も高めてくれる

腸官免疫と言う言葉をご存じでしょうか?小腸・大腸は栄養を体に取り入れるだけでなく、バイ菌やウイルスから私たちの体を守る働きもしています。

ビフィズス菌はそんな大切な小腸・大腸をO157などの毒素から守る働きがあることが分かっています。

また、母乳が赤ちゃんの免疫力を高めてくれるのは有名ですよね、その赤ちゃんの免疫力と深く関係していると言われているのもビフィズス菌です。ですが産まれたばかりの赤ちゃんの腸にビフィズス菌はいません。

生後1日頃には悪玉菌である大腸菌等が繁殖します。しかし、生後2~3日後にはビフィズス菌が一番多くなります。

ビフィズス菌を増やすために、母乳には豊富にオリゴ糖が含まれています。現在では市販されているミルクのほとんどにオリゴ糖は入っています。

ビフィズス菌が増えることで、私たちの体をバイ菌やウイルスから守る働きをしてくれるヘルパーT細胞も活発になるんですよ。

アトピー性皮膚炎にもラフィノースは効果あり

多くの人が悩んでいるアトピー。その名前の由来はギリシャ語の「アポトス」(場所が不特定)が由来だそうです。アトピー性皮膚炎の原因は様々ありますが、その一つにお砂糖がアトピー性皮膚炎を悪化させることをご存じでしょうか?

普通のお砂糖だと悪玉菌が増え、腸内のバランスが崩れてしまいアレルギー反応を引き起こすアレルゲンが体内に入ってきてもうまく排出されません。そのアレルゲンがアトピー性皮膚炎の原因になります。

その他にも、普通のお砂糖では血糖値が急激に上がりホルモンのバランスが乱れることによって痒みを引き起こし、掻いて皮膚を傷つけることで症状はより悪化します。

ラフィノースを食べたとしても血糖値が急激に上げることはありませんので安心ですね。

ラフィノースは肝機能改善の助っ人

お砂糖を替えるだけで、肝機能が良くなると言われたら少し疑っちゃいますよね。ですがこれは本当の話なんですよ。お砂糖は私たちのエネルギーにもなってくれますが、じつは悪玉菌のエサにもなってしまうんです。

腸内で悪玉菌が増えることによって、悪玉菌が発生させるアンモニアなどの毒素を分解するために肝臓は必死に働いています。

ラフィノースは悪玉菌のエサにはなりません。善玉菌であるビフィズス菌の栄養になり、腸内のビフィズス菌の数を増やすことで悪玉菌を減らしてくれます。そのため、毒素も減り肝臓も働きすぎなくてもよくなるわけです。

ラフィノースはカロリーが低い

お砂糖なのにカロリーが低いってどういうこと?そんな疑問を持ったことありませんか?

ラフィノースは普通のお砂糖とは少し違います。難消化吸収性糖質と言って酸に強く、胃や小腸では消化できません。そのためグラニュー糖などのように私たちのエネルギーにならないのです。

大腸にいるビフィズス菌に届いた時に初めて力を発揮してくれるため、美しくダイエットをしたいと考えている方には最適のアイテムかもしれません。

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甘さは控えめでどんな料理に使っても効果が期待できます

普通のお砂糖が10の甘さだと仮定するならば、ラフィノースの甘さは2~3程度だと思って下さい。甘ったるくないため、甘さが苦手な方でも美味しく活用できると思います。

コーヒーや紅茶などの飲物にシロップとして混ぜて飲むこともできます。保湿性が高いため、スポンジケーキなどに使うとしっとりとした食感になります。

140度加熱しても味も成分も変わりません。そのため、煮込み料理などに使っても問題なく体に吸収されます。また、酢にも強いためどんな料理に加えても効果が期待できるんです。

ラフィノースを使用の際は成分表を確認が大切

ラフィノースが低カロリーで体に良いからと言って摂りすぎは要注意です。ラフィノースと書いてある商品でも、ラフィノース以外にも糖類を入れている場合があり、期待していた効果が得られないこともあります。

グラニュー糖と同じくらいの甘さを求めてしまうと、たくさんのラフィノースを使ってしまいます。商品によっては他の糖分を混ぜている場合があるので、カロリーオーバーになることもあります。

ラフィノースと書かれている商品を使う前には、しっかりと成分表を見てラフィノースが何%含まれているかを確認することが必要です。

まとめ:ラフィノースは現代人の強い味方

難しいことはありません。ただ普段の生活で使っているお砂糖をラフィノースに変えるだけで、便秘で悩んでいるお母さんや、アトピーで困っている子どもさん、ダイエットをしたい娘さん。肝機能が心配なお父さん。

家族みんなに良い事ずくめです。

ラフィノースは自然由来のオリゴ糖なので安全に使うことができます。ラフィノースのデメリットを上げるとするなら、普通のお砂糖よりも少し価格が高いことです。

リーズナブルな商品もありますが、中にはラフィノースと書いてあっても中身のほとんどが普通のお砂糖が混ぜられていることもあります。しっかりと成分表で中身を確認してから良い商品を使うと安心ですね。

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