食品別オリゴ糖摂取の仕方
毎日の食事で少しの工夫をすることで、オリゴ糖を無理なく取り入れることができます。シロップ状になったものもありますが、もともと食品に含まれるものもありメニューに加えることで、オリゴ糖は取り入れることができます。
また、有効な食品の組み合わせで、より健康に良い最強の摂取方法などもあります。
記事の目次
砂糖に変えてオリゴ糖。ただし、過剰に使うと便が緩くなります。
1番手っ取り早くオリゴ糖を取り入れる方法が、シロップ状または粉末状のものです。健康食品売り上げランキングなんかにもいつも登場しています。
では、シロップをどういう風に使えばいいのでしょうか?いつもなら砂糖を使うというものをオリゴ糖に変える使い方が、一般的です。コーヒーや紅茶に入れる方法が思い浮かびますよね。
オリゴ糖とフルーツで作った自家製シロップも作ることができます。このシロップを、ミネラルウオーターの炭酸水で割ればミネラルたっぷりで虫歯の心配のない自家製ソーダを作ることができます。
気を付けたいのがオリゴ糖の所要量です。というのも、オリゴ糖の甘さは、控えめでたくさん使ってしまいがちです。オリゴ糖は過剰に使うと便が緩くなりますので、使用容量を3~10gにするように気を付けましょう。
オリゴ糖のシロップを砂糖替わりに料理に使うことも可能です。和食などでは、よく煮ものにみりんを使いますが、みりん代わりに使うことも可能です。
オリゴ糖摂取には、ゴボウ、しょうゆ、大豆、和食がおススメ
食品の中には、もともとオリゴ糖が含まれているものがあります。オリゴ糖はシロップ以外にも食品で、取り入れることが可能です。オリゴ糖を多く含む食品にどのようなものがあるのでしょうか?
- イソマルトオリゴ糖:しょうゆ、みそ、みりんなどの調味料、蜂蜜
- ガラクトオリゴ糖:牛乳、母乳
- 大豆オリゴ糖:大豆、豆腐、豆乳などの大豆製品
- フラクトオリゴ糖:アスパラガス、にんにく、ごぼう、玉ねぎ、バナナ、蜂蜜 、チコリ、大豆、トマト、りんご
- ラフィノース:てん菜糖
これらの食材を、毎日の食事に取り入れることで、オリゴ糖を摂ることができます。ゴボウや、しょうゆ、大豆製品など和食の材料が多くありませんか?
和食はオリゴ糖を取り入れるには最適の料理方法と言えますね。多くの和食の味付けには砂糖の様な甘みを隠し味などによく使いますので無理なく取り入れることができます。
例えば、みそ汁に豆腐にねぎという組み合わせは和食の定番ですよね。
オリゴ糖は、一気にたくさん食べるよりは、小分けにして摂る方が、ビフィズス菌の増殖には都合が良いようです。
朝食に、みそしるや、納豆を食べ、おやつの時間にバナナを食べる、夕食のおかずにきんぴらごぼう、というように3食に満遍なくオリゴ糖の含まれる食品を取り入れたいですね。
便秘解消のための最強の組み合わせ!ビフィズス菌のヨーグルトとオリゴ糖
オリゴ糖を摂取するときに効果が出やすい、オリゴ糖の摂取の仕方はご存じですか?意外とこちらは知らない人が多いようです。
腸まで届くビフィズス菌のヨーグルトと、オリゴ糖の組み合わせ、これが一番いいんです。
なぜオリゴ糖と腸まで届くビフィズス菌の組み合わせが良いのでしょうか?
なぜなら、オリゴ糖が餌となることでよりビフィズス菌を増やしてくれるからです。多くのビフィズス菌が腸まで届くことで、悪玉菌は減少し、腸内環境が整い便秘の解消をします。
近年の健康ブームから、腸まで届くビフィズス菌のヨーグルトが販売されるようになっています。特定保健用食品(トクホ)のものは、健康に効果があるということが証明されており、トクホマークがついているものを選んで食べるようにしましょう。
ビフィズス菌に限らず、乳酸菌の研究から、新しい有用菌(善玉菌)の発見が次々とされています。いわゆる機能性ヨーグルトと呼ばれるものが販売されるようになりました。
オリゴ糖摂取もいろいろな組み合わせがある
アトピーの改善によく効くという具合に、自分のかかえている問題を改善するヨーグルトを選ぶこともできるのです。しかも、甘味料として、オリゴ糖を配合されているものもあります。
ビフィズス菌のヨーグルトにオリゴ糖のシロップをあま味に使っても良いですし、蜂蜜や、てん菜糖をつかうことでもオリゴ糖は取ることができます。
また、バナナをヨーグルトに混ぜるという食べ方でも、オリゴ糖とビフィズス菌が同時接種できる組み合わせです。
りんごのコンポートをヨーグルトに加えると食発線維のペクチンの働きで、便秘の解消効果バツグンなのですよ。
快適な便秘のない健康的な腸の状態を維持し、ダイエットの効果もあるオリゴ糖を毎日の食事に、上手に取り入れましょう。
まとめ:砂糖の代わりにオリゴ糖。和食多めでカンペキ
オリゴ糖はシロップ状で販売されており、砂糖に代わる甘味料としの使い方がありますが調理の際にも砂糖替わりに使うことができます。
和食は砂糖やみりんをよく使い比較的オリゴ糖を取り入れやすい調理方法です。ゴボウなどの食品にもオリゴ糖は含まれています。
食材にオリゴ糖を含んだ食品を使うことで、手軽にオリゴ糖を摂取することができます。
ちなみに最も整腸効果の表れやすい摂取の仕方は、腸まで届くビフィズス菌のヨーグルトとオリゴ糖を一緒に食べるという方法です。