コーヒーオリゴ糖とは？
今や日本人にとってコーヒーはなくてはならない飲み物の一つですね、朝にコーヒーの香りをかぐだけで頭がスッキリしますし、仕事の合間にコーヒーを一口飲むと疲れていてもシャキッとした気持ちになりますよね。
そんなコーヒーから生まれたオリゴ糖がコーヒーオリゴ糖ですが、どんな味なんでしょうか？そしてどんな効果があるんでしょうか？
記事の目次
コーヒーオリゴ糖は砂糖のカロリー半分、甘さは控えめ
コーヒーオリゴ糖はコーヒーを入れた後の豆から抽出された成分です。そのため、コーヒーとの相性もばっちりです。味は砂糖の甘味が100％だとすると20％程と甘さです。カロリーはお砂糖の半分程です。
コーヒーオリゴ糖は善玉菌を増やして腸を整えてくれる
コーヒーオリゴ糖の特徴として胃や腸で消化されません。そのため、腸にそのまま届き善玉菌であるビフィズス菌の栄養になります。
コーヒーオリゴ糖の素晴らしいところは、善玉菌の栄養にはなりますが、悪玉菌の栄養にはならない事です。腸内の善玉菌が増えることで、悪玉菌の繁殖が抑えられ腸内環境が整い便秘を解消してくれる効果があります。
コーヒーオリゴ糖のように善玉菌を増やしてくれる食べ物をプロバイオティクスと言い、健康志向の高い人の間で注目されています。
脂肪の吸収を抑えてくれてダイエット効果抜群
私たちがおいしい物を食べるとそれは小腸まで運ばれ栄養として吸収されます。生きて行くために栄養は必要ですが、おいしい物がたくさんあるこの時代、ついつい食べ過ぎてしまいますよね。
コーヒーオリゴ糖は、脂肪の吸収を妨げてくれる働きがあるんです。そして小腸で取り入れられなかった脂肪はコーヒーオリゴ糖と共に大腸へと運ばれます。
大腸ではコーヒーオリゴ糖が善玉菌の栄養となり、腸内環境が整っているためスムーズに便が作られるため、脂肪は便と共に体外に排出されるんです。
体内で不足になった脂肪を補うために、蓄積されている脂肪が代わりに代謝され、高いダイエット効果が期待できると言われています。
コーヒーオリゴ糖はアレルギーを抑えてくれる
ネズミを使った実験において、コーヒーオリゴ糖を食べさせていたネズミは、コーヒーオリゴ糖を食べていないネズミに比べると、アレルギー反応を起こしやすくする体内の分泌物が少なくなっているという研究結果が報告されています。
この実験により、コーヒーオリゴ糖を食べるとアレルギー反応を抑える働きがあることが期待されています。
コーヒーオリゴ糖は降圧作用が期待されています
健康診断で血圧が高めと注意されて「どこも痛くないし、生活に支障をきたすことはないし、血圧が高いと何がいけないの？」と思った方はいませんか？
血圧が高い状態が長く続くと血管がボロボロになり、脳卒中や心臓病などを引き起こす要因になるんですよ。
まだ治療をするほどではないけれど少し心配と言う方は、まずは食生活から見直してみてはどうでしょう。
血圧を下げるためには減塩することが推奨されていますが、味が薄い食事に慣れるには時間がかかりますし、続けるのは難しいですよね。
もしも、普段使っているお砂糖を替えるだけでも血圧を下げる効果があると知ったら、試してみたいと思いませんか？コーヒーオリゴ糖には降圧作用があると実証するデータがあります。
血圧の高い方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
血糖値を下げる効果が期待されています
日本で患者数が増え続けている糖尿病。重症化すると失明や腎臓病などを引き起こす恐ろしい病気ですが、発症してもすぐに命を落とす病気ではありません。糖尿病の治療で一番大切なのは血糖コントロールです。
食べ物を食べると（特に甘い物であれば）血糖値が高くなります。この血糖値の上昇が緩やかであれば体に負担は軽いのですが、暴飲暴食を繰り返していると急激に血糖値が上昇することによって体へ大きな負担がかかります。
コーヒーオリゴ糖を食べたとしても体へ吸収されるまで時間がかかるため、血糖値の上昇は緩やかになります。また、血糖の上昇を抑える効果がある事が最近の研究で明らかになりました。今後の研究によっては糖尿病を予防する効果も期待されています。
コーヒーオリゴ糖の１日の摂取量目安は3ｇ
脂肪と糖質の吸収を抑えてくれるなら、コーヒーオリゴ糖をたくさん摂（と）りたいですよね、ですが何事も過ぎたるはなお及ばざるが如し。
コーヒーオリゴ糖の１日の摂取量は1ｇ～3ｇとされています。大量に摂取する下痢を引き起こすこともあります。
また、コーヒーオリゴ糖と書いてある商品の中にはコーヒーオリゴ糖以外の糖質も混ぜていることもありますので、成分表をよく確認するのがよいでしょう。商品説明書に書かれてある摂取量を守ることが一番大切です。
まとめ：脂肪を減らしたい人はコーヒーオリゴ糖がおススメ
スーパーに行けばたくさんの種類のオリゴ糖が棚に陳列されています。しかし、「体脂肪が気になる方に」と商品に書くことを許可されているのはコーヒーオリゴ糖だけなんです。
それだけコーヒーオリゴ糖には体内にある無駄な脂質を体外に排出する働きがあるんです。
しかもコーヒーオリゴ糖には脂質の吸収を抑えるだけではなく、糖質の吸収も抑え、血糖値の上昇を緩やかにしてくれ働きもあるんです。
その他にも最近の研究では、コーヒーオリゴ糖にはアレルギー反応を抑える効果もあることが明らかになりました。
