オリゴ糖ってカロリーはどうなの?

オリゴ糖は健康食品のイメージがあるため、おなかの調子を整えるというイメージがあります。ただ砂糖のようにカロリーが高いものであると思っている人も多いようです。

実際のところオリゴ糖のカロリーってどれくらいなんでしょう。ダイエットのために、オリゴ糖を甘味料として使おうと思っているあなた!必見です。

カロリーとは活動に必要なエネルギーのこと

説明に入る前に「そもそもカロリーとは」何なのでしょう。カロリーとはエネルギーの単位,熱量のことです。

  • カロリーが高いものを食べる⇒より高いエネルギーを補給することができる⇒活発に活動できる
  • カロリーが低いものばかり食べる⇒エネルギーが十分に補給されない⇒元気が出ない、活発に活動できない

こう見ると高カロリーなものを摂取した方がいいように見えるかもしれません。

ただカロリーも摂取したエネルギーが消費されるエネルギーよりも多いと、カラダの脂肪として蓄積されてしまうんですよね(これが俗にいう太るメカニズムです)

オリゴ糖のカロリーは砂糖の約半分

オリゴ糖の種類によって多少の違いはありますが、ざっくりいうと、オリゴ糖のカロリーは砂糖の約半分です!砂糖と同じ糖なのに、どうしてこんなにカロリーが低いんでしょうね。

なぜかというとオリゴ糖は胃や腸で吸収されにくい性質を持っているんです。カラダにつきにくい、消化されにくいんですよね。つまりカロリーになりにくい。そういうわけなんです。

代表的なオリゴ糖のカロリーはどのくらいあるの?

市販されているオリゴ糖1gあたりのカロリーは

  • フラクトオリゴ糖   2kcal/g
  • ガラクトオリゴ糖   2kcal/g
  • イソマルトオリゴ糖  4kcal/g
  • キシロオリゴ糖    2kcal/g
  • 大豆オリゴ糖     2kcal/g
  • ラフィノース     2kcal/g
  • ラクトスクロース   2kcal/g
  • キチンオリゴ糖    4kcal/g
  • パラチノース     4kcal/g

ちなみに、よく使われる上白糖で1gあたり3.8~4キロカロリーで三温糖も同じカロリーです。イソマルトオリゴ糖などは、砂糖と同じカロリーということになりますね。

オリゴ糖の甘さは砂糖とくらべて控えめ

オリゴ糖の種類により、味や甘さの違いがあります。中には全く甘さを感じないものもあります。甘味料として使用してカロリーを抑えようとする場合、純度の高いものは甘さが控えめです。

もし砂糖と同じ甘さに近づけようとするものなら、カロリーが増えてしまします!ダイエット中の方はご注意。

砂糖の甘さを100とした場合のオリゴ糖の甘さは

  • フラクトオリゴ糖 30~60
  • ガラクトオリゴ糖 20~25
  • キシロオリゴ糖  40~50
  • 大豆オリゴ糖   70~75
  • ラクトスクロース 50~70
  • イソマルトオリゴ糖 30~55
  • パラチノース    30

同じ砂糖でも上白糖の味と三温糖の味が違うように、オリゴ糖も甘さと共に、味そのものも違いがあります。蜂蜜などに含まれる、イソマルトオリゴ糖の味は、コクがあり砂糖とはまた違う味わいがあります。

市販されているオリゴ糖の中には、オリゴ糖以外の糖を加えてあるものもあるようです。成分表示にオリゴ糖でも、なんという名前のオリゴ糖で、カロリーはどのくらいかを確認して使用するようにしたいですね。

オリゴ糖の摂取量は1日3~10gを目安に摂ろう

消化吸収されにくいオリゴ糖ですが、適量というものがあり、超えてしまうと、消化しにくいという性質から便が緩くなるということがあります。

血糖値も、穏やかではありますが、上昇もします。多く摂りすぎた場合にはそれなりのカロリーも摂取してしまいます。ですので、1日の摂取量は3g~10gを目安にしましょう。

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カロリーゼロの甘味料で太った!人工甘味料の意外と知られていない落とし穴とは

「カロリーゼロの飲料水!」「カロリーゼロのゼリー!」など最近よく耳にします。これには十分気をつけたほうがいいです…..なぜ気をつけたほうがいいのか。

アメリカの大学の研究でわかったことなのですが、カロリーゼロのダイエット飲料を飲んでいる人は、人飲まない人に比べて5~6倍ウエストサイズが大きいということがわかりました

ダイエットのために飲んでいるのに、かえって太りやすいという結果なのです!カロリー自体はゼロなのに、どうして太ってしまうのでしょうか?

というのも、カロリーゼロのダイエット飲料は人工甘味料が入っているのですが、その人工甘味料は脂肪をたくわえやすい性質をもっているからなんです。

人工甘味料でもインスリンは砂糖と同じように分泌されます。

インスリンの働きは糖分を細胞に取り込んでエネルギーとして使うという働きのほかにも、使わないものは脂肪としてためこむというように働くため、脂肪をためこんでしまいます。

つまり人工甘味料の入っているカロリーゼロ商品は、脂肪をたくわえやすいということなんです。

こういったことから人工的に近年開発された人工甘味料の中には依存性があるものも少なくなく、問題になっています。

一方、オリゴ糖は、既に使用されるようになって100年近くたつ甘味料です。赤ちゃんの飲む粉ミルクなどにも使用されており、便が緩くなるなどの副作用程度です。

ダイエットを目的として、カロリーを抑える目的で使用して便秘が解消したという場合もあります。

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まとめ:カロリーは砂糖の約半分!安心して使える甘味料、オリゴ糖

オリゴ糖のカロリーはオリゴ糖の種類によりますが、1gあたり2キロカロリーで、砂糖の約半分ですが、中には同じカロリーのオリゴ糖もあります。

オリゴ糖の甘さは控えめですが、甘味料として砂糖と同じ甘さにしてしまうと、カロリーも高くなる可能性がおあります。そこだけは気をつけてください。

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