便秘は腸閉塞になる。→死ぬ。腸閉塞の3つの見分けポイント

あなたは便秘症ですか?と聞かれたらどう答えますか。その恥ずかしい質問も誠実に聞いたら真剣に答えてくれると信じた一部調査では日本人女性の約48%が「はい」と答えるそうです。

つまり、ざっくりいえば2人に1人は便秘で悩んでいるということになりますね。その勇気が女性の役に立つデータとなった でも個人差もありますから便秘だと思っている人の中でもひどい人や比較的軽い人もいますね。

また周りの友人たちのあまりにも多くが便秘で悩んでいるのを見ると、「便秘ってつらいけど、まぁ、これぐらい普通だよね」と思い真剣に便秘解消に向き合わない人が増えているようです。

便秘を軽く見て天国にいった

しかし便秘って実はとても怖いんです。便秘をこじらせると死んでしまう危険もあります。自分の腸のことだから当然でしょう。

これは単なる脅し文句ではなく、実際日本でも便秘が原因で亡くなった症例がいくつか報告されています。危険なのは長引く便秘が原因で起こる腸閉塞(へいそく)です。

しかし、長く便秘を患っている方の場合、この腸閉塞(へいそく)の症状にまで陥っているにもかかわらず見過ごしてしまうこともあるのです。ですから、便秘を軽く見てはいけません。

もちろん、便秘を早めに解消することが一番望ましいのですが、慢性的な便秘の場合はなかなかそう簡単にうまくいきません。

でも、便秘で腸閉塞(へいそく)まで至り、悪くすると死んじゃうこともあるなんて聞くと心配になります。あなたは大丈夫ですか?便秘

では、そもそも腸閉塞(へいそく)ってどんな状態ですか?便秘と腸閉塞(へいそく)どうやって見分ければいいのでしょう?それは三つのポイントで見分けることができます。

関連記事をチェック!

「激痛」と「死」。腸閉塞と便秘の違い

便秘ってつらいですよね。誰だって好きで便秘になっているわけじゃありません。便を大量に出す快感を人類は覚えてしまってますから。(わ冗談ですが)一刻も早く改善したいのはみんな同じです。 でもただ辛い...

「激痛」と「死」。腸閉塞と便秘の違い

そもそも腸閉塞(へいそく)ってなに?

腸閉塞(へいそく)はイレウスとも呼ばれます。簡単に言えば腸に物が詰まって動かなくなった状態です。何かFFとかイケメン主人公の名前で使えそうなほどカッコいいですがさすがにそんなわけにはいかない。(ラスボスでも)

消化液や食べたもの、すべてが腸の一部で詰まってしまい動かなくなる状態を腸閉塞(へいそく)といいます。

詰まったところから下に下りて行かなくなるので、腸が膨張してきたり、先にすすめなくなったものが逆流してきたりします。水道がこんなふうになると思えばイメージしやすい。

とにかく腹痛と吐き気、おう吐がみられるのはこのためです。便秘による腸閉塞(へいそく)でおう吐、そして吐しゃ物がのどに詰まって亡くなる危険もあります。とっても怖い症例です。

そして、腸閉塞(へいそく)をそのままにしておくと、ガスや便、などで腸が破裂し死亡することもあります。いずれにしても腸閉塞(へいそく)は早めに治療をすることが大切です。ではそんな腸閉塞(へいそく)を見分けるために何に注意したら良いのでしょうか。

腸閉塞(へいそく)見分けるポイント1;激しい痛みは我慢しないで

腸閉塞(へいそく)の特徴は激しい痛みです。特に腸閉塞(へいそく)時の痛みは突然やってきます。便秘による腸閉塞(へいそく)の場合初めは便秘のひどい症状くらいなのですが、変化します。

腸閉塞(へいそく)の時には疝痛(せんつう)と呼ばれる独特な痛みがあります。差し込むような激しい痛み、またそれが少しひいて、また襲ってくるを繰り返すのが特徴です。(実際そう痛くないと分からないかもしれませんが)

もちろん便秘でも痛みはあるのですが、痛みのレベルが違います。

おなかがはって重くて痛い、などのレベルではなく、立っていられないほどの痛み、うずくまってしまうような、転げまわるような、激しい痛みが見分けるポイントになります。

(ここまで来たら異常だと思いがちですが、それすら我慢できて大したことないって思う女性もきっといるんでしょう)

腸閉塞(へいそく)見分けるポイント2;レベルアップするおう吐

腸が詰まってしまうと、消化液や食べたもの、果ては老廃物、便までが逆流してくることがあります。便秘がひどくなった場合も吐き気を感じることがあります。しかし、腸閉塞(へいそく)の場合はひどい吐き気とおう吐が特徴です。

吐しゃ物は初めは今食べたもの、もしくは胃液のような色、それが茶色に変化していきます。そして吐しゃ物の臭いもどんどんきつくなっていきます。もろにうんちの臭いがすることもあります。

吐き気だけではなくこなひどいおう吐をしたら即刻、あっち逝かないため腸閉塞(へいそく)を疑うべきです。

腸閉塞(へいそく)見分けるポイント3;おなかがエイリアンを産んでるみたい

腸閉塞(へいそく)は便秘同様おなかがはります。その時に膨隆(ぼうりゅう)と言いますが腸がムクムク動いています。おなか周りに脂肪が少ない人であれば外から見ても分かるほどです。

モデルが便秘になれば便秘フラグ立ちまくり。憧れて腹鍛えてるあなたもうわさ立ちまくり。

とにかき便秘は腸の動きが悪く排便されないことが多いのですが、腸閉塞(へいそく)では詰まったところから逆流してくるその動きが大きいので、自分でも分かるくらい動きます。(モデル限定かもしれませんね☆)

でもモデルじゃなくて押せば分かります。便秘がひどくなってくると、あおむけに寝て上から触って便がある場所が分かりますよね。上から強めに押したりマッサージすると動いたりしますよね。

それが腸閉塞(へいそく)の証拠となるかも。腸閉塞(へいそく)はそこが詰まってしまっているので簡単には動きません。自分で押すとかえって危険になりますので注意しましょう。

だから腸閉塞(へいそく)の疑いあればすぐに病院に!

腸閉塞(へいそく)は立派な病気です。自分で様子を見るうちに完治なんてことは絶対にありえません。便秘の場合は自力でなんとかできます、が、腸閉塞(へいそく)はすぐ病院に行きましょう。決して自分で下剤や便秘薬を飲まないでください。

恐ろしい理由があるからあります。腸が詰まった状態で、便秘薬により腸を刺激すると腸が破れる恐れがあります。下剤を飲むこともよって大変危険です。

ですから、腸閉塞(へいそく)が疑わしい激しい腹痛、おう吐、おなかがはって動いている場合はできるだけ早く病院に行きましょう。

仮に腸閉塞(へいそく)まで至ってないとしても、そこまで重症な便秘は遅かれ早かれ腸閉塞(へいそく)に至ります。早い対応が命を救うこともあります。

関連記事をチェック!

便秘で死亡しないために気をつけるべき5つのこと

便秘に悩む女性は多いですよね。統計によると女性の3人に2人が便秘である、または便秘になるときがあると回答したそうです。 医学的に言うと、3日以上排便をしていない状態を便秘と診断します。 「...

便秘で死亡しないために気をつけるべき5つのこと

この記事の筆者

深山佳代(仮名)
1978年生まれのアラフォー主婦。若いころから便秘持ちで食事改善、漢方、ツボ押し、薬など、トライした改善方法は数知れず。便秘に「苦しむ」「悩む」「だから調べる」を繰り返しているうちに、専門家も真っ青な便秘への知見を身につける。元の趣味はネイルだったが、悲しいかなトイレ周りの環境を快適化させるのが現在の趣味に。この世からなくなった生きていけないものは「ウオッシュレット」。TOTOの株主。

サブコンテンツ

すっきりする乳酸菌サプリメント

このページの先頭へ