便秘のせいだと思うのですが臭いオナラが止まりません
毎日1回は排便はしていますが、臭いオナラがなかなか収まりません。宿便と呼ばれる便が取れていないためでしょうか。この場合どうすれば改善されるのでしょうか。
便秘とおならは深い関係がありますが、直接の原因は腸内環境の悪化です。腸内環境の悪化と聞くと、宿便が原因なのかと不安に感じるかもしれません。
しかし、宿便は医学的根拠がないと言われています。確かに便は食べ物が消化されたものだけではなく、古くなった細胞なども含まれていますが、腸の壁にこびりつくことはないと言われています。
毎日しっかり排便できているのであれば、腸壁に便が張り付いていることは考えられません。万が一、張り付いていたとしたら便は腸内で徐々に腐っていきますから、腸にも異常が起こり、腸閉塞(へいそく)など問題が起こるはずです。
では、宿便が原因ではないとしたら、オナラが臭いのは何が原因なのでしょうか。
毎日便が出ていてオナラが臭いのには、二つ原因が考えられます。乳酸菌を摂取していない場合と、乳酸菌を摂取している場合です。
おかしな話ではありますが、乳酸菌はオナラを減らし臭くないものにすることもありますし、オナラの回数を増やし臭いものにすることがあります。これは、生まれ持った体質が関係しています。
ですから対策としては、乳酸菌を摂取している場合は乳酸菌の摂取を辞め、乳酸菌を摂取していない場合は摂取を開始するということです。
乳酸菌とオナラの関係ですが、これは善玉菌と悪玉菌の関係になります。腸内に悪玉菌が増えることで、腸内ではガスが発生しやすくなります。消化不良になってしまっているのですね。
ですから、増えた悪玉菌を乳酸菌、つまり善玉菌によってバランスを整えてあげることで、腸内環境は良くなりオナラは回数が減り、臭いも気にならないものになります。
基本的にはこのように乳酸菌の摂取で、オナラの回数も臭いも減るのです。
しかし、乳酸菌を消化することが苦手な体質の場合は、乳酸菌によって消化不良を起こししてしまい、より悪玉菌が活性化してしまうことがあるのです。
乳製品はタンパク質に脂質が多いですから、よりオナラは臭くなってしまうわけです。
そのためオナラの回数や臭いが気になる場合は、乳製品を摂取するか、乳製品の摂取を辞めることで、腸内環境を整える意識を持ちましょう。