便秘と切れ痔の改善、便を柔らかくするには？

便を柔らかくするためにバナナを食べることはとても良いことです。

それだけではなかなか効果を実感することは出来ていないかもしれませんが、便が硬くて悩んでいる場合はバナナを食べることはおすすめですので、これからも続けていければいいなと思います。

便が切れ痔になってしまうほど硬くなるのには、水分不足であることと腸の動きが緩やかであることが考えられます。

1日にどれくらいの水分を補給するべきであるかは知っていますか？成人の場合ですと、体重が50キロの場合は約2リットルの水分が必要だと言われています。

もちろんこれは、食事に含まれる水分も含まれている数字ですが、それでもしっかり摂取出来ている人と言うのは少ないものです。

これが子供だとどうなるでしょうか。単純に大人の半分程度の水分が必要なのではないかと考えてしまいがちですが、子供の方が汗をかきやすく体を動かしているため、体重あたりの必要水分量は多くなります。

体重が30キロの子供の場合で1日に1.5リットルは水分が必要だとされています。

50キロの大人が2リットルですから、30キロで1.5リットルも必要だと言うのには驚くかもしれません。喉が渇いていない場合でも、体の水分は不足している状態である可能性があります。

その時、体は水分を欲していますから便に含まれる水分を吸収してしまうのです。そうするとどうしても、便は水分を失い硬くなってしまうのです。

ですから、まずは水分をたっぷり摂取することを意識してください。

水分の摂取の仕方ですが、これは出来るだけカフェインが含まれていないものを、こまめに摂取することです。カフェインには利尿作用がありますから、体が吸収しきる前に排出さえてしてしまいます。ま

た、喉が乾いてからガブガブと水を飲む方法では、水分が不足してしまってから水分を摂取することになり、効果的ではありません。

ですから、ノンカフェインの飲料をこまめに摂取することで、体の水分不足を防いでいきましょう。

続いて、腸の動きが緩やかであることです。便は小腸から大腸に移動し、ゆっくりと肛門付近に移動するまでの間に水分を吸収されていきます。

通常であれば、肛門付近に便が移動し、便意を感じ排泄するまでの時間は1日だと言われています。

しかし腸の動きが緩やかになってしまっていると、排泄するまでに時間がかかり、その間に便は腸内に留まることから、水分が必要以上に吸収されてしまい、硬くなってしまうのです。

腸の動きが緩やかな場合は、どうしても便秘になりやすいです。生まれつき腸の動きが緩やかなのかもしれません。腸の動きを少しでも活発にするためには、腸を刺激することです。

朝起きてすぐに冷たい水を飲ませるなど、腸を動かしてあげることを意識しましょう。

このような対策は即効性がありませんので、時間がかかります。出血が酷い場合やお腹が苦しい場合はビフィズス菌や酸化マグネシウムを利用してもらうなどして、肛門を傷つけないことを優先するべきです。

痛みがひどくなることで、排便がさらに困難になることがあるためです。