腸を大掃除する「正しい」方法【腸内洗浄は善玉菌を洗い流す?】
便秘に悩んでいる方は、「腸内に溜まった便が一気になくなれば良いな」と考えたことはありませんか?
便秘の大きな原因は、腸内環境が乱れることです。
腸内環境が乱れて便秘になると、その便秘が更に腸内環境を悪化させるという悪循環に陥ります。
腸に溜まった便を掃除する方法には、腸内洗浄や、薬やサプリメントを使う方法、食事で掃除する方法などがあります。
今回は、腸を掃除するための方法についてご紹介しようと思います。
腸内環境が乱れると便秘に
便秘になる原因は、ストレス、運動不足、食生活の乱れなど様々です。
しかし、便秘を引き起こす最も大きな原因は、腸内環境が乱れることです。
腸内環境が乱れるとは、腸内細菌のバランスが崩れることを意味しています。
腸内細菌のバランスは、善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7が理想です。
しかし、何らかの理由でこのバランスが崩れると、腸のぜん動運動が低下し、便秘に繋がります。
腸を掃除する方法は3つ
腸を掃除して、腸内の便を体の外へ出す方法は、主に3つあります。
腸を掃除する3つの方法
- 腸内洗浄
- 薬やサプリメントの使用
- 食べ物の工夫
腸内洗浄や、薬による方法は、専門家のもとで正しく行う必要があります。
間違っても自己流で行ってはいけません。
それに対して、サプリメントの仕様や食事の改善は、一般の方でも気軽にできます。
まずは、専門家の力を必要とする腸内洗浄からご紹介します。
腸内洗浄は即効性がある
腸内洗浄とは、別名コロンハイドロセラピーといいます。
温水を腸内に送り込むことで、腸に溜まった便を一気に洗い流す方法で即効性があります。
コロンハイドロセラピーでは、腸内に溜まった便だけでなく、有害物質なども一緒に洗浄できます。
ただし、腸内洗浄は、大腸内視鏡検査の準備である場合以外には、保険適用されません。
施術は、専門の器具が揃った病院で行う必要があり、1回あたりの価格は20000円前後です。
また、価格設定がやや高いことのほかにもう一つ、腸洗浄には重大な欠点があるのです。
善玉菌も洗い流すのが欠点
腸内洗浄の唯一の欠点は、腸内の善玉菌も洗い流してしまうことです。
腸内洗浄後、腸内細菌が元の状態に戻るまでには約1ヶ月かかるとされています。
その間に、生活や食の習慣が乱れると、腸内洗浄前よりも腸内の環境が悪化します。
腸内洗浄は、腸の掃除法の中でも即効性が抜群ですが、このようなリスクもあることも忘れないでください。
腸を掃除する方法は、腸内洗浄以外にもあります。
その一つは、薬やサプリメントを利用して腸を掃除する方法です。
薬やサプリメントで掃除
便秘になると、どうしても頼りたくなってしまうのは、便秘薬ですよね。
しかし、便秘薬を使いすぎることは、大腸にダメージを与え、腸のぜん動運動の機能を低下させます。
また下剤の刺激には慣れが有りますので、長期間使用しているうちに、効果を実感できなくなってしまいます。
そこで、オススメしたいのは、サプリメントで腸内環境を整えて、腸を掃除することです。
冒頭でもご説明しましたが、便秘になる原因は、腸内環境の乱れです。
サプリメントによって腸内環境を整えることができれば、腸のぜん動運動が活発になり、便秘を解消できます。
腸を掃除するサプリメントで当サイト一押しの商品がありますのでコチラを参考にしてください
そして、最後にご紹介するのは、食事の改善による腸の掃除方法です。
食べ物の工夫で腸を大掃除
普段食べている食べ物をの工夫するのは、一番手間のかかる方法です。
しかし、便秘の根本的な原因である、腸内環境の乱れを解決するのに、最も効果のある方法でしょう。
腸を掃除するのに良い食品・食材は、次の3つの成分が含まれたものです。
腸を掃除する3つの成分
- 善玉菌
- 食物繊維
- オリゴ糖
これらの成分は、腸内環境を整えるのに役立ちます。
善玉菌を含んだ食品・食材
善玉菌を含んだ食品・食材を摂ると、腸内の善玉菌を増やしたり、活性化させたりして、腸内環境を整えます。
善玉菌を多く含む食品・食材として代表的なものは、発酵食品です。
発酵食品は、発酵の過程で善玉菌が使われるため、発酵食品そのものにも善玉菌が豊富に含まれています。
身近なものだと、ヨーグルトや漬物が発酵食品にあたります。
ヨーグルトには、善玉菌の代表格であるビフィズス菌が豊富に含まれています。
また、漬物には胃酸や熱に強いことで知られる、植物性乳酸菌が含まれています。
食物繊維を含んだ食品・食材
食物繊維には不溶性食物繊維と、水溶性食物繊維の二種類があります。
不溶性食物繊維を含んだ食品・食材を摂ると、腸内の便のかさ増しをしてくれます。
水溶性食物繊維を含んだ食品・食材を摂ると、腸内の善玉菌のエサになり、働きを活性化させます。
ちなみに、こんにゃくや、こんにゃくゼリーに含まれる食物繊維は、水溶性食物繊維です。
一見、便をかさ増ししそうな形状をしていますが、実のところは善玉菌のエサになる役割を担っているんですね。
一つだけ注意点をあげると、重度の便秘の方は、不溶性食物繊維を摂ると、便秘を悪化させてしまう危険性があるので注意してください。
オリゴ糖を含んだ食品・食材
オリゴ糖は、腸内の善玉菌のエサになる役割を担っています。
善玉菌のエサになることで、働きを活性化させたり、菌量を増やしたりするのに役立ちます。
オリゴ糖は、1日に10g程度摂取すれば良いので、無理なく食べられます。
オリゴ糖は、牛乳、タケノコ、トウモロコシ、味噌、醤油など様々な食材に含まれてますが、オリゴ糖シロップで摂取すると楽です。
オリゴ糖シロップは、スーパーのヨーグルト売り場などで売られています。
というのも、オリゴ糖とヨーグルトの相性は抜群なんです。
みなさんの中で、毎日ヨーグルトを食べているという方がいらっしゃったら、是非オリゴ糖も一緒に食べてください。
食品・食材に関しては以下の記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。