腸温活とは?
「腸温活」って知ってますか?その名のとおり、腸を温めるために色々なことをして、腸や全身の調子を良くする活動のことです。
女性に多い手足がひんやりとする冷え性以外に、みぞおち付近を触るとほんのりと冷たい方はいませんか?手足の冷え性もお腹が冷たい内蔵型の冷え性も、腸の冷えが原因となっている場合があります。
腸を温めることによって、巡りの良い身体を手に入れましょう!
記事の目次
腸が冷えると浮腫みやすく太りやすい身体になる
腸が冷える=お腹が冷えると考えると、冷えによる影響はお腹を下すこと?と考えてしまいそうですが、腸の冷えはもっと全身に関わっています。
例えば、全身にはリンパ液が巡っていてリンパ液が滞ると浮腫みやすくなるというのはご存知の方も多いと思います。そのリンパ液は腸にたくさん集まっているので、腸が冷えてしまうとリンパ液が滞りやすくなります。
腸にリンパ液が貯まると、お腹周りがポッコリ出てしまうんです。さらに腸が冷えると腸の動きが悪くなったり、体温が下がってしまいます。
そうすると基礎代謝が落ちてしまうので、痩せにくい体質になってしまいます。腸が上手く動かないせいで便秘気味にもなるので、肌質も悪化します。
そこに浮腫みも合わさるので体重は増える一方です。肥満によってついた脂肪は、身体を冷やす原因となるので、さらに冷えが加速する悪循環になってしまいますね。
腸は全身の免疫機能の約7割を担っていると言われているので、腸の働きが悪くなると免疫力が低下して風邪を引きやすくなります。腸の中だけではなく全身の血流も悪化するので、顔色も悪くなってしまいます。
腸が冷えているのはこんな人!当てはまることはありませんか?
腸が冷えている人の全てが、お腹がひんやりしているという訳ではないようです。元々の体温が高いことで表面上の体温はカバーできているけど、内蔵は冷えてしまっているというパターンもあります。
まず、先ほど挙げた「浮腫みやすい」「太りやすい」「便秘がち」「風邪を引きやすい」「顔色が悪い」という方は腸が冷えている可能性があります。
さらに、血流の悪化などから日常的に疲れを感じたり、消化器官のにぶくなるために食欲がないと場合も内蔵の冷えがあるかもしれません。腸の機能が落ちているため、便秘ではなく下痢を繰り返す方もいるようです。
自分の不調が腸の冷えかもしれないがわからないという方は、カイロや温めたタオルでお腹を温めてみてください。身体が楽になるのを感じたら、冷えがある証拠です。
入浴中や入浴後は身体のだるさが取れるという方も、そのだるさは冷えが原因かもしれませんね。腸の冷えを感じる方は、まずその原因を探ってみましょう。
現代人の生活は注意しないと身体を冷やす一方!
現代人は普通に生活をしていると内蔵が冷えやすくなっています。冷えの原因は様々ですが、例えば環境が整いすぎていることも原因の一つです。
真夏でもクーラーで快適な室温が保たれ、いつでも冷たい飲み物を飲むことができます。肉類などが多い欧米型の食事や、運動不足、ストレスも冷えの原因になりますね。
また、特に若い人は湯船にお湯を張らずにシャワーで済ませてしまうことも多いですよね。シャワーは身体の汚れを落とすことはできますが、身体の芯から温まり血流を良くすることはできません。
腸の中が腐敗物や毒素で汚れてしまうことも腸の冷えの原因となります。1日中ダラダラと何かを食べていたり、寝る前に食事をすると、食べ物が消化しきれずに腸の中で腐敗して毒素が生まれてしまいます。
加工食品ばかり食べている人も、添加物で腸が汚れてしまっているかもしれません。
最近はダイエットのために砂糖ではなく人工甘味料を使う方も増えてきましたが、人工甘味料はエネルギーとならずに消化酵素だけを使ってしまいます。
その結果体温がどんどん下がってしまうんです。体温が下がると代謝が悪くなって太りやすくなるので、ダイエットのためにしたことがかえって太る結果になってしまうかもしれませんよ。
まとめ:腸温活で代謝の良い健康的でキレイな身体にしよう!
それでは具体的な腸の温め方をご紹介します!まずは冷やさないように注意することが大切ですね。日常的に冷たい飲み物や食べ物を摂っている方は、出来るだけ常温で摂るようにしましょう。
特に冷たい飲み物は腸を冷やしやすいので、常温のお茶などを持ち歩くと良いですね。人工甘味料だけではなく、白砂糖も身体を冷やす原因になります。
他にも精製された食べ物は身体を冷やす方向に働くので、白砂糖よりもてんさい糖、白米よりも玄米、小麦粉よりも全粒粉などを選ぶようにすると身体を温めるのに役立ってくれます。
身体を温めると言うと思い浮かぶ生姜ももちろん有効です。お茶にしたり、すりおろして料理に混ぜると効果があります。様々なスパイスが入ったカレーも、腸から全身を温めてくれますよ。
カレー粉を色々な料理に混ぜるのも良い方法です。食事以外の生活の中では、出来るだけ規則正しく寝起きしてストレスを溜めないようにしましょう。
1駅だけでも良いので、運動出来ると良いですね。シャワーで済まさずに湯船に浸かることも大切です。
入浴の際には腸のマッサージもしましょう。おへそを中心として、手のひらで「の」の字を書きながら時計回りにクルクルとマッサージをします。
マッサージをしていて固いと感じる場所があれば、優しく揉みほぐしてくださいね。お腹のリンパ液を流すことで、全身の巡りが改善されます。腸を温かく保つことで、美しく健康的な毎日を送りましょう!