【便秘解消】大腸への水分補給、吸収はどうやって行うのがよいか

痔(じ)になってしまうほどのガチガチの便秘です。水分と食物繊維を積極的に摂取していますが、尿の回数がどんどん増えるばかりで一向に改善されません。水分の取り方が悪いのでしょうか。基本的に水道水をそのまま飲んでいます。

水分をたくさん摂取しているのに便が硬い理由は二つ考えられます。
一つ目は、水分の摂取の仕方が間違っていることです。便秘の原因の多くは水分不足によって便が硬くなってしまうことです。

快便にもっとも適した便の水分率は70パーセントなので、どれだけ水分の摂取が大切なのかわかると思います。

便の水分と考えると大腸を想像する方が多いと思いますが、便は小腸で水分の多くを吸収され、大腸ではゆるやかに水分が吸収されると考えるとわかりやすいです。

便は小腸で一定量の水分を吸収され、大腸に移動します。大腸でも水分は吸収されますが、通常はそれがゆるやかなのです。

しかし体が水分不足の状態では、便に含まれた水分も吸収しようとする力が働きますから、結果的に便が硬くなってしまうわけです。

おなかを壊している時は別ですが、たくさん水分を摂取したからと言って下痢になることはありませんよね。

なぜ、たくさん水分を摂取しても下痢にはならないのかと言うと、大腸に水分がそのまま届くわけではないためです。水分の多くは小腸で吸収され、尿になるのが正しい経路なのです。

では、便秘の改善のために水分を摂取したい場合はどうしたらいいのでしょうか。水分を多く摂取することではなく、体が水分を不足することを防いであげる必要があるのです。

水分は一度に多く摂取しても排出しようとする力が多く働くばかりで、体の中に蓄積していることはできないのです。前の日に水をがぶがぶ飲んだとしても、次の日には喉が渇くのはそのためです。

便秘の改善を考えて水分を多く摂取している人は一度に多くの水分補給を行っていることが多いですが、そうではなく小まめに水分補給をし、体が常に水分を保っている状況にすることが好ましのです。

ですから、水分補給は喉が渇く前に小まめに行うことを意識してみてください。

二つ目は、水溶性食物繊維の不足です。
水溶性食物繊維とはその名の通り、水に溶ける食物繊維のことで、これが便に水分を含ませる役割を果たしています。

しかし繊維が豊富なゴボウなどをはじめとした不溶性の食物繊維を大量に摂取してしまうと、便の量は増えるものの、便に水分を含ませてあげられるものが少ないため、便は水分を保持していられなくなってしまうのです。

その結果、体が水分で潤っていたとしても、便は硬くなってしまいます。水溶性の食物繊維は海藻類やネバネバした食材に多く含まれていますので、気を付けてみるといいでしょう。

水分は小まめに摂取し、水分を含んだ便を作る食事にも気を付けてみてください。

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