水分量と便秘の関係性を教えてください

私は1日のうちかなりの水分量を摂取するのですが、便秘気味です。よく便秘がちなひとは水分量がたりないといいますがそれは本当ですか?

便秘がちな人は水分量が足りていないことが多いですし、水分の摂取の仕方を間違えていることが多いと言われています。

便の70パーセントは水分です。残り20パーセントは腸内細菌だと言われ、そして残り10パーセントが食べたものの残りです。こう聞くと、便秘になる理由の多くが水分不足であることが分かりやすいと思います。

食生活も腸内環境も大切なことですが、やはり水分の摂取が一番大切なことなのです。

便の70パーセントは水分ですが、人体の70パーセントも水分です。それだけ体は水でできていますが、1日に必要な水分量をご存じでしょうか。なんと、1日で必要な水分は体重が50キロの成人女性の場合は2・5リットルです。

もちろんこれは、食事で摂取する分の水分も含まれています。しかしそれでも、2・5リットルは想像していたよりも多い水分量ではないでしょうか。しっかり水分補給できている人と言うのは少ないのです。

摂取する水分量が不足してしまうと、体は水分を吸収しろという命令を出します。大腸内に移動してきた便もその例外ではなく、本来であれば吸収されるはずのなかった水分まで吸収されることになり、便は硬くなってしまいます。

硬い便は腸内を移動するのが大変ですし、排せつしにくくなってしまうので便秘になってしまうのです。

そして便秘の方が勘違いしていることですが、水分をたくさん摂取しても、1度硬くなった便に水分を与えることはできません。

当然と言えば当然のことながら、腸から便に水分を与えることはできないのです。そのため、1度硬くなった便のために水分を摂取するというのは間違いです。

それ以上便が硬くならないようにするためと、新しく作られる便のために水分をしっかり摂取するということなのです。

また、水分をたくさん取らなくてはならないからと言って、一気に飲み干しても意味がありません。一気に水を飲んでも吸収されずに尿となって排せつされてしまうだけです。

正しい飲み方としては、喉が渇く前に小まめに水分補給することです。

カフェインには利尿作用があり、せっかく水分を補給してもすぐに尿として排せつされてしまうので、カフェイン飲料は水分補給に適していません。

もちろんゆっくり少しずつのめば効果がないわけではありませんが、水分補給を考えるのであればノンカフェインが好ましいです。

便秘には水分補給が大切です。簡単にできることなので軽視されてしまいがちな方法ですが、水分をしっかりとっていれば防げる便秘と言うものは多いのですよ。

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