乳酸菌サプリメントなどに含まれるアレルギー物質(アレルゲン)について
当サイトでは、様々な乳酸菌サプリメントについての記事を掲載しているのですが、その中で注意点としてよく出てくるのがアレルギー物質(アレルゲン)です。
サプリメントって無機質なイメージがありますが、乳酸菌はもともと生きている菌ですからね。
意外とアレルギー物質になり得るものが含まれているのです。
そこで今回は、サプリメントに含まれるアレルギー物質についての情報をまとめていこうと思います。
アレルギー物質とは?
アレルゲンにも動物によるものや薬剤によるものなど様々な種類があるのですが、乳酸菌サプリメントを摂取するにあたって注意するべきなのは食餌性アレルゲンのみです。
薬剤性のアレルゲンなんかも一見含まれていそうに思えますが、乳酸菌サプリメントにわざわざ含めるようなものではないです。
抗菌薬や解熱剤などに、やむを得ず入ってしまうということが多いようです。
食物アレルギー物質27品目
食物性のアレルゲンは、現在日本が表示を義務付けているもの・推奨しているものを合わせて27品目あります。
まず、症状の重さなどから原材料としての表記が義務付けられているのが以下の7品目
- えび
- かに
- 小麦
- そば
- 卵
- 乳
- 落花生
そして、以上の7品目ほどの症状はないものの、原材料としての表示を推奨しているものが以下の20品目
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こちら、昔は18品目だったのですが2013年にごまとカシューナッツの2つが追加されて20品目となりました。
あくまで表記は義務ではなく推奨されているだけのなので、使用されていないか心配な場合はメーカーに直接問い合わせをするのが良いです。
乳酸菌サプリに入っていることの多いアレルゲン
何といっても、「乳」酸菌ですから、サプリメントに含まれている乳酸菌にも乳由来のものが多いです。
また、ラクティスのように発酵段階で大豆を利用して成分を抽出しているサプリメント(乳酸菌生成エキス)も多くあります。
その他に、飲料系のサプリだと卵、りんご等の果物を使用している場合もあります。
当サイトでオススメしている7つのサプリメントに含まれているアレルゲンは以下のようになっています。
サプリメント名 | アレルギー物質 |
---|---|
ヘルスエイド ビフィーナS | 乳、大豆 |
善玉菌のチカラ | 大豆 |
スマートガネデン乳酸菌 | 乳、大豆 |
シェイプアップ乳酸菌 | 乳・エビ・キウイ・小麦 |
生命の乳酸菌7選 | 記載なし |
乳酸菌革命SUPER | 大豆 |
乳酸菌EC-12 | 小麦、乳、かに |
メーカーは嫌がらせでアレルギー物質を入れているわけでもなく、何かしらの必要があって入っているものですのでアレルギーのある方は注意しましょう。
また、アレルゲン以外にも人工の食品添加物や保存料、着色料が含まれている場合もあります。
食品添加物の中には、摂取し続けることでアレルギーを悪化させてしまうものもあるので注意するに越したことはありません。
こういったものに敏感な方は、きちんと下調べをしてからサプリメントを購入するのが良いですね。
アレルギー物質が含まれていないサプリ・乳酸菌飲料
私の調べた限りだと、カルピス社が販売しているアレルケアとニチニチ製薬のプロテサンはアレルギー物質が含まれていないことが明言されていました。
アレルケアに関しては、サプリメントにはアレルギー物質が含まれていないものの、飲料タイプには乳と大豆が含まれているので間違えて購入しないよう注意しましょう。
まとめ
健康になれると思って摂取したサプリメントで体調を崩してしまったら損ですよね。
アレルギーを持つ方はサプリメンのことを盲信せずに、成分に気を配った購入をしていただきたいです。
アレルギーを持っていない方も、サプリメントには食品添加物や防腐剤が使用されている場合があることを忘れないようにしましょう。
最後に話が変わりますが、乳酸菌はそもそもアトピーや花粉症などのアレルギー体質改善にも効果があるとされています。
先ほど紹介したようなアレルゲンフリーのサプリメントを定期的に摂っていくことで体質の改善も期待できるかもしれません。