便秘が君のガス抜きタイム そんな解消法

「便秘」というとおなかが張って苦しい、おなかが痛い、腰痛がみられる、などいろんな症状があります。こういう症状の大半はおなかにたまっている便そのものではなく、腸内の排出されない腐敗物から発生したガスが原因です。

ですから、便秘のつらい症状を改善するには便を出すだけでなく、ガスを抜いていくことが大切なんです。

炭酸ジュースのフタを開けたままにして炭酸を抜くように簡単にガス抜きしたいのにそうはいきません(一応好きで炭酸抜いてるわけじゃないですしね)

では、おなかのガス抜きに何か有効な方法はありますか?あるんです。つらいあなたにぜひ試していただきたいとっておきの方法を三つご紹介します。

あなたの湯たんぽの歴史が変わった瞬間(地味な)

便秘と同時におなかや腰、足が冷えると余計にガスがたまりやすくなります。ですからまず温めながらマッサージすることがおススメです。

湯たんぽかホットカイロを用意しましょう。どちらもない場合はタオルをかたく絞り、レンジでチンして少し熱いなと感じるくらいにしたものを5枚くらい用意しましょう。

便秘でガスがたまっている人の多くは、触ってみると腰と下腹が冷たかったりします。湯たんぽを使ってまず腰を温めましょう。湯たんぽ直接では熱いのでタオルを巻いて使ってください。肌にあてた時、少し熱いなくらいがベスト温度です。

腰のマッサージはまず椅子に浅く腰掛けます。両手で湯たんぽをもちそのまま腰に当ててぐっと力を入れます。おなかがぐっと前に突き出されるようにします。

湯たんぽは腰に当てたまま手の力を抜き背中をぐっと丸めます。この動作を20回くらい繰り返してください。湯たんぽはこんな何とも言えない使い方ができるのです。

次はおなかのマッサージに移ります。できればベッドにあおむけに寝ます。湯たんぽを下腹、冷たいなと感じるところにおいて温めます。その後へそを中心にのの字を書くように湯たんぽを回します。ちょっと力を込めてください。今までただ置いてるだけの湯たんぽが本格的に動いてます。

まさにあなたの歴史が変わる瞬間ですね。

次におなかに湯たんぽを乗せたまま、両手で両膝裏を抱え込み丸くなります。ゆりかご運動の要領で背中を軸に前後にゆらゆらしてください。気持ちよくおならが出れば成功です。落ちがおならなのもなかなかシュールです

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悪玉菌くたばれ!GO GO善玉菌

ガスが発生するのは腸の中に排出されない老廃物がたまり、腐敗し悪玉菌を増殖させるためです。腸内で悪玉菌が優勢になるのを許すとガスがたまってしまいます。ということは善玉菌をガンガン増やすことで悪玉菌を少なくし、腸を元気にすることができます。

では、腸内で善玉菌が優勢になるには何が必要ですか?もっとも簡単、そして効果があるのは乳酸菌を摂取することです。でも、この乳酸菌、ただ食べるだけではなかなか腸まで届いて働いてくれません。

というのも腸は消化器官の最終部分だからです。腸に届く前に胃などで消化吸収されてしまうことが多いのです。

腸まで生きて届く!と銘打たれている商品もありますが、もっと確実な方法をご紹介します。それはオリゴ糖と一緒に摂取することです。オリゴ糖は乳酸菌の最も好むエサです。

これを一緒に摂取することで乳酸菌は力を保ったまま腸まで届くことができるんです。特攻隊の飛行機なら乳酸菌を期待に塗りたぐって戦艦の司令室に突っ込む感じでしょうか?

毎朝朝食時にヨーグルト250mlにオリゴ糖大さじ1杯、青汁1袋を加え混ぜて食べるだけで効果があります。(戦後70周年以上です)

さらに、発酵食品に含まれている乳酸菌にも注目したいです。一見見落としがちですが、発酵食品に含まれている乳酸菌は腸まで届き、効果を発揮してくれる場合が多いのです。

キムチやぬか漬け、納豆、みそ、チーズなどが有力です。お酒を飲む場合はこういった1品をおつまみにすることで悪玉菌を増やすことを避けられますね。あなの酒飲みが少しは体に良い事をしてたんですね。

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全身脱力リラックスでガス抜きする

便秘か否かにかかわりなく緊張状態が続くことでおなかのガスがたまりやすくなります。逆にリラックスした状態でガスが抜けていきます。付き合い始めの大好きな彼と初めてのデート中、緊張でおなかが痛くなった経験がある方も多いのではないでしょうか?

ですから便秘でガスがたまった場合も、リラックスした脱力状態に入ることでかなり改善できます。(デートは2回目くらいでリラックスでしょうか?知るか)

私の友人によると、浮輪で海やプールにプカプカ浮いてなんにも考えずに目を閉じると脱力し、おならが出てくるそうです。なかなかそこまで、わざわざそんな事人に話す度胸はないですが公の葉を使わずにそこまでリラックスしてみたいものです。

お風呂に首までゆっくりつかり、全身の力を抜いた状態で目を閉じましょう。なんにも考えないで、ゆっくり沈み込んでいきそうな感覚を味わってください。できればアロマオイルのような、アロマ効果のある入浴剤とリラックスミュージックがほしいですね。

それでグーッと力を抜きます。いい感じに脱力したな、と思うとおなかがグルグルゴボゴボしてくるかもしれません。

リラックスが目的ですから、まだガスが出ない、なんて考えすぎないで軽い気持ちで続けましょう。この後にマッサージをするともっと効果的ですよ

これらすべては便秘解消にもつながります。ガス抜きしながら、最終的には便秘を解消し、スッキリきっちり健康な腸を取り戻しましょう。あなたは便秘を逆にリラックスできる口実に使いました。おめでとう

この記事の筆者

深山佳代(仮名)
1978年生まれのアラフォー主婦。若いころから便秘持ちで食事改善、漢方、ツボ押し、薬など、トライした改善方法は数知れず。便秘に「苦しむ」「悩む」「だから調べる」を繰り返しているうちに、専門家も真っ青な便秘への知見を身につける。元の趣味はネイルだったが、悲しいかなトイレ周りの環境を快適化させるのが現在の趣味に。この世からなくなった生きていけないものは「ウオッシュレット」。TOTOの株主。

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