化粧品にお金をかけずに美肌を保つ方法

あなたの腸は何タイプ?

「肌は腸を映す鏡」という言葉があるのをご存知ですか?まさに腸の調子が悪いと、様々な肌トラブルが出てきます。

例えば消化不良が続いていると くすみが強くなったり、ガスが溜まりやすいと吹き出物ができたり、腸が詰まっていると乾燥しやすかったり。腸のトラブルによっても肌トラブルは変わってきます。

あなたの腸はどんな腸ですか?

実は腸には7タイプあるのです!

  1. つまり腸・・・トイレを我慢することが多く、中半身が太りやすい。
  2. 下がり腸・・・姿勢が悪く、おへその下が冷えている。腸を支える筋肉が弱い。
  3. 冷え腸・・・腰やお尻に上が普段から冷たい。疲れやすく、虚弱体質。
  4. むくみ腸・・・下剤を使用したことがある。全身がむくみやすい体質。
  5. ガス腸・・・早食い、お菓子が好き、食べる時と食べない時の差がある。上半身が太りやすい。
  6. ストレス腸・・・下痢と便秘を繰り返す、人に気を使いすぎる人の多い。自律神経が乱れやすい。
  7. ねじれ腸・・・腹痛を伴う便秘、子供の頃から便秘だという方に多い。

30代以降の女性は筋力の低下や妊娠、出産などで腸が下がりやすく、さらに冷えやすくなるのですが、最近は若い女性でも、悪い姿勢を保っていたり、運動不足のために、すでに腸が下がって、冷えている方も多くなってきています。

さらに現代は、「女性が社会で活躍するようになった代わりに、毎日忙しく働きストレスを抱える」、「テクノロジーが発達して世の中が便利になった代わりに、体を動かすことが少なくなる」、「簡単に美味しくできる加工食品が増えた代わりに、添加物とカロリー摂取が増える」・・・など、腸にとっては良くない環境になってしまっているのです。

だからたくさんの化粧品を試したり、皮膚科に行ったりしても、お肌の調子が悪いために、なかなか根本からキレイにならない・・・と悩む女性が、私の周りにはとても多いです。

ですから美肌を手に入れるために、まずはご自分の腸のタイプを把握し、自分にあった腸活を始めてみましょう!

腸内環境が悪くなるとなぜ肌が荒れるの?

腸は最大の排泄器官です。栄養を吸収され、カスになった食べ物やその他の老廃物、つまり体のゴミが便となり、体の外へ排出されます。ではもし、腸内にこの体のゴミが残ったままだとどうなるでしょう?

まず生ゴミと同じように、腐って有毒ガスが発生します。その有毒なものが血液にまじって全身を巡り、お肌の細胞に行き着いた時にニキビ、吹き出物、くすみなどの肌荒れが起こるのです。

さらに腸周り、腸と隣り合わせにある子宮の周りの血流の流れが悪くなり、細胞の生まれ変わりがスムーズにいかなくなります。

お肌の細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)が滞ると、シミができやすくなったり、くすみが出てきたり、お肌のトラブルが出やすくなります。
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基底層の下の皮下組織に毛細血管が流れています。その毛細血管から酸素と栄養を細胞に届け、細胞はそれを素に成長し、生まれ変わりを繰り返します。

お肌を綺麗に保つには、「質の良い血液が流れていること」が大切なのです。そのためには、最大のゴミの排泄器官である腸を整えて、体の中に老廃物を溜めないことが重要です。

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化粧品に頼らなくてもお肌のうるおいが手に入るための腸とは

お肌の潤いを取り戻すには、お肌の細胞を元気にしていくのが良いです。すると、お肌のうるおいの素になるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの成分を、自らの力で作り出すことができるようになります。
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お肌の細胞に元気を与えるためには、体に「質の良い血液が流れている」状態にしていかなければなりません。

そのためには

  1. 質の良い血液を作る ことと
  2. その血液が流れやすい状態を作る

ことが必要です。

質の良い血液を作るには、やはり食べ物に気をつけることですよね。さらにその食べ物の栄養素を吸収してくれるよう、小腸を整えることです!

この小腸はとても大事な役割を果たしています。食べたものの栄養は、なんと9割以上が小腸で吸収されるのです。

ですから、この小腸が硬くて動きが悪いと、お肌の乾燥がなかなか治らなかったり、食べても太れなかったり、アトピーになりやすかったりします。

驚きではないですか?アトピーの原因が小腸だったのです!!

これほど大事な小腸。優しくマッサージして柔らかい小腸になるよう、ほぐしてあげましょう!これで、「1. 質の良い血液」を作る土台ができます!

そしてその質の良い血液を体に流れやすい状態にしていくには、大腸に注目です。

大腸は、食べ物のカスや体の老廃物が便となるところです。大腸が正常に動いていれば、いらないものをすべて便として形成し、食事をしてから18時間~24時間後に外へ排出します。

それがうまくできていれば、腸内も、腸周りも、血液も常にクリーンな状態です。しかし実際には、そういう方は20代から30代の女性の中では2割弱しかいません。

ほとんどの方が、何らかのトラブルを腸に抱えているんですね。

例えば便秘で腸内に便が溜まっている状態だと、腸壁から毒素が漏れ出し、腸周りの血流が悪くなり、むくみやすく、冷えやすくなります。

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便秘は負のループを作ってしまいます。

これでは血液も質が悪くなりますし、体の隅々まで流していくことはできませんよね。

では、どうしたら質の良い血液を身体中に流していける大腸になれるのでしょうか?次の章で、お肌にうるおいを取り戻すための腸活をご紹介します!

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うるおいお肌を手に入れるための腸活

今まで述べてきてお分かりのように、お肌にうるおいを取り戻すためには、とにかく腸(小腸、大腸)を元気に保ってあげることが大切です!!

そのために日常生活で気をつけて欲しいこと、実践して欲しいことをお伝えします。

添加物、抗生物質、薬などなるべく摂らないようにする。

これらは小腸の柔毛や、良い腸内細菌にもダメージを与え、腸を弱らせてしまいます。
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食物繊維の多い食事を心がける

特に便秘の方は、水溶性食物繊維を多めに摂っていただきたいです。 オススメは、ネバネバ食品!納豆、メカブ、もずく、オクラ、山芋など・・・
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朝起きたらコップ一杯の水と朝ごはんを摂る!

起き抜けの水(白湯でもOK)と軽い朝ごはんで胃腸反射を与え、体内時計を動かすことで腸にリズムを覚えさせます。
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リラックスの時間を決める

リラックスしている時は副交感神経が優位になります。この時が、腸が活動しやすい時。常に緊張状態で交感神経が優位な状態が続いていると、 腸は固くなり、動きが悪くなります。
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善玉菌の入った食事を摂る

腸内環境を良くするには、腸内が善玉菌が多い状態である必要があります。

積極的に善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を投入しましょう。

オススメ食材を以下にまとめました。

  • 発酵調味料(醤油、味噌、酢、など)
  • ヨーグルト(植物性乳酸菌を含む豆乳ヨーグルトがオススメ)
  • 納豆
  • キムチ

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私は毎日、手作りの豆乳ヨーグルトを使い、フルーツたっぷりのヨーグルトスムージーを作って食べています。

いかがですか?すべてを無理に取り入れようとしなくても、できるものから始めてみてくださいね!

これであなたの腸が正常に動く腸になれば、高い化粧品を使わなくても、お肌にツヤと明るさが手に入るはずです!!

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美肌腸セラピスト
岡田貴美

8年間フェイシャルエステティシャンとして、100名以上のお客様のお肌のお手入れに携わる。その中で、いくらエステに通っても、化粧品にお金をかけても同じ肌トラブルを繰り返すお客様が多く、トラブルを繰り返さない、本当に綺麗にお肌を手に入れてただきたい!と思い、解剖生理学、東洋医学、リンパ、ホルモンなど様々な仕組みを学ぶ。それでも決定的なものには出会えず、悶々としていたところに、腸と出会い、腸の学びを深めていき、腸の専門家になる。現在は腸を整えることで自身のお肌や体調が良くなったことを機に、自宅サロンで腸の施術と、腸からキレイになるための情報発信を基本に活動している。

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