便秘で胸が息苦しくなるほど内蔵を圧迫?
ここ数年、夜寝ようと思って横になってるときに胸が圧迫された感じがして息苦しいです。
思えばそれは毎回便秘のときで、下剤を飲んでトイレで排泄すると途端に楽になります。
便秘のときは息苦しくなるほど内臓を圧迫するものなのでしょうか?
~お答えします!~
便秘により内臓が圧迫されることは考えられます。
便秘は腸の中に便が溜まってしまっている状態です。
成人の場合は平均して1日に300グラムの便が生産されているので、仮に10日便が出なかった場合は腸内に3000グラムも便を溜めてしまうことになります。
実際には水分が吸収されて便の量は減ってしまうのですが、腸内に長く便が留まるとガスが多く発生するので、内臓はより圧迫されるように感じるでしょう。
そして、圧迫されることによって胸の痛みを感じる方もいれば息苦しさを感じる人もいます。
場合によっては、腰痛や肩こり、胃痛を起こすこともあります。
内臓が圧迫され消化不良を起こし、おう吐してしまうことだってあるんですよ。たかが便秘ではないんですね。
内臓が圧迫されることというのは体にとって大きな不調をもたらす原因になります。
横になっている時に強く感じるのは、普段から腸が下の方に下がってしまっていることも考えられますね。
腹筋が弱い場合は腸が垂れ下がってしまい、便秘を引き起こしてしまうことがあるのです。
出産経験がある方や普段から猫背で姿勢が悪い方は、腹筋が弱って便が出づらいことがあります。
食生活はもちろんですが、腹筋を利用することを意識して生活してみるのがいいでしょう。
姿勢を正すだけでも便秘には効果があることが分かっているんですよ。
今後より便秘に悩まされてしまうと、息苦しいだけではなく食欲が落ちてきたり、おう吐してしまったりすることが考えられます。
このような場合は下剤を利用して便秘を改善してあげることも大切です。
しかし、一番大切なのは便秘にならないことだということをしかり覚えて置いてくださいね。
下剤は使いすぎるとどうしてもだんだん効果が薄れてきてしまいますし、便を良い状態にすることは健康にも良いのです。
しかし、これは便秘による場合の話です。
息苦しくなる原因は便秘の可能性はあるものの、断定できるものではありません。
他の病気の可能性もあります。便秘ではない場合もありますから医師に相談することを忘れないでください。
便秘が原因であるとわかったら便秘を改善するための対策を始めましょう。