生理前に便秘になり困っています。
普段は1-2日に1回くらいはお通じがあるのですが、生理前になると4-5日お通じがなくおなかがはる、気持ちがわるくなります。トイレに行ってもなかなか出ずしばらく頑張らないといけないです。
普段からヨーグルトを食べ、食事には注意しています。何かよい解決方法はありますか?
生理前の便秘はホルモンバランスの変化によるものです。生理の前に毎回便秘になるので、本当につらいですよね。
生理前には黄体ホルモンという妊娠するために必要なホルモンが活発になります。このホルモンには腸の活動を弱める働きと、水分を体の中にとどめておく働きがあります。
どちらも妊娠した際に子宮を安静に保つための働きで、体にとっては必要なことです。実際に妊娠初期に便秘になるのもこのホルモンの影響が大きいです。
ホルモンの働きによる便秘ですから、黄体ホルモンによって便秘を引き起こさないように予防することが解決への1番の近道です。
それには生理周期を把握しておく必要があります。基礎体温表を付けるなどして生理周期をしっかり把握しておきましょう。生理による便秘が開始される2、3日前から食生活を整えます。
普段は便秘ではないようなので、食事のバランスは整っていると思いますが、食事の量はどうでしょうか。
生理前はホルモンの影響でついつい食べ過ぎてしまいがちですが、食べ過ぎないように、できれば普段より少なめの食事にしましょう。
なぜなら黄体ホルモンの影響で腸の働きが低下していますので、消化不良を引き起こしてしまいがちなのです。消化不良と言うと、どうしても下痢を思い浮かべてしまいがちですが、実は便秘を引き起こすこともあります。
消化不良を起こさないためにも、食事の量には気を付けてください。また、同時に水分の摂取方法にも注意が必要です。
体は水分をためこもうとしていますので、しっかり水分を補給しておかなければ便の中に含まれる水分も吸収しため込もうとしてしまいます。
朝にコップ1杯の炭酸水を飲み水分補給とともに腸を刺激してあげるのもいいですね。
食生活以外ではこのように、腸を刺激することが大切ですから、入浴中などにおなかをマッサージしてあげましょう。ひらがなの「の」の字を書くようにマッサージします。
便秘が始まる前は手のひらで撫(な)でるように、便秘がひどい場合は腸をつかむようにもみ込んでください。
生理前の便秘は多くの女性が経験し、つらい思いをしています。便秘になる前にしっかり対策をすることで防ぐことができますので、ぜひ取り組んでみてくださいね。
ポイントは便秘になる前に対策を行うことですので、そのためにはしっかり自分自身の生理周期を把握しておく必要があります。
黄体ホルモンがしっかり出ていると排卵も正常に行われていることが多く、妊娠するため適しているとも言えますので、上手に付き合っていきましょうね。