【これって便秘?】数日間便がでません。便意はあるが、おならしかでない。
同じような症状の方がいたらご回答いただきたいのですが、ここ3日間便意はあるんですが便が出ません。食欲もあり他に具合の悪いようなところもなく身体も適度に動かしています。時折、便意は催すのですがトイレに行っても「ガス」しか出ず、10分くらい頑張るんですが、結局出ないで終わります。これは慢性的な便秘なのでしょうか?
慢性的な便秘とは便秘を繰り返すことです。今回の場合ですと、まだ急性であるのか慢性的なものであるのかどうかわかりません。
便秘が解消された後にまた同じように便秘が引き起こってしまった場合は慢性便秘と言えるでしょう。
今回のように便意があるのに便が出ないというタイプの便秘は直腸性便秘であるとか習慣性便秘と呼ばれるものです。
これは便意を我慢してしまったことが1番の問題で、特に女性に多い便秘だと言われています。便は大腸の中をゆっくり移動し、直腸と呼ばれる肛門付近に移動してきたときに、便意を感じるようになっています。
直腸に便が移動し便意を伝えたのにも関わらず排便がなされないと便意は消失してしまうのです。
便意が消失するまでは特別な理由がない場合は15分程度で、それ以降にトイレに駆け込んでもなかなか便は排せつされなくなってしまいます。
便が排せつされなくても直腸には便がたまったままになってしまいますよね。ここで本来なら排せつされるべきだった便の水分が徐々に失われていってしまうのです。
そして硬くなりさらに移動も排便をしづらい状況になってしまいます。便は食事をするたびに少しずつ作られ移動していきますが、直腸には便が残っていますから便意は感じにくくなってしまいます。
それでも後からできた便は直腸へ移動しようと腸は動きを強めます。
そうすることによって直腸内の便は押し出されそうになり便意を感じるのですが、便は水分を失っていますからお尻に栓をしたような状況になってしまうのです。
そのため便意はあるのに便がなかなか出てこないということになります。
腸内にたまった便はこたつの中に入れられた生もののようなものですから、排せつされないとどんどん腐敗が進みます。そのためガスが多く発生してしまうわけです。
直腸性便秘の場合は、便意がない場合でもトイレに行って腸を刺激し排便を促してあげることです。食後の腸が活発な時に、トイレへ行って力みます。
直腸に便がたまっている状態ですので、直腸をまっすぐにしてあげるのがポイントです。洋式便座であれば足を肩幅程度に開き前かがみになりましょう。考えている人のような状態です。
このポーズは直腸をまっすぐにしているので、直腸性便秘の方にとって排便しやすいポーズと言えるのです。
これによって便が出ればいいですが、出ない場合はすぐに引き上げます。痔(じ)にならないように力を入れている時間は短くていいのです。
便秘が解消されるまで毎食後行うのが理想ですが、仕事などで時間が取れない場合は毎朝行ってみてください。便意を我慢しないことが直腸性便秘の解決法です。