便秘にならない人の特徴は、何ですか。
常に便秘気味です。3~4日で出ないことも珍しくありません。ほんとうに悩んでいます。そこで質問なのですが、便秘とは無縁な方の共通項はなんですか。教えてください。
便秘に悩まされる人とそうでない人の違いはいくつかあります。
一つはバランスの良い食生活を行い、適切な量を食べていることです。暴飲暴食をしていても便が出ている人がいないわけではありません。しかし、便秘になりにくい人というのは基本的に正しい食生活が身についています。
便秘ではない人に、便秘に良い食事を尋ねても答えられないことが多いです。なぜなら、便秘に良い食事ではなく健康的な食事を意識しているためです。または健康的な食生活が身についているとも言えます。
そして二つめは、しっかりと体を動かした生活を行っていることです。便秘の多くは運動不足や同じ姿勢を続けています。しかし、便秘になりにくい人は無意識的に歩く距離を伸ばす、ストレッチを行うなどして体を動かしています。
特に便秘にならないためには便を押し出す力が必要になりますので、腹筋が大切な役割を果たしますが、姿勢がよく腹筋が伸びてしっかり働いていることが多いです。
三つめは特に大きなポイントで、排便の習慣が身についているかどうかです。便秘がちの人はひどい便秘にならない限り、いつ便を出したのか曖昧になっていることが多いです。これは便の出る回数が少ないからではなく、便を排せつする意識の違いです。
つまり便秘がちの人の多くは、排便習慣が身についていないと言えます。排便習慣が身についていないということは、非常に大きな問題で、習慣を身につけることができない事こそが、便秘の原因になっている可能性もあります。
排便習慣とは、便を排せつするリズムを整えるということです。排便するリズムを整えられていると、規則的に便意を感じることがあります。
便秘に悩んでいる人は、便意を待ちますよね。しかし、便意というのは排便習慣が整っていなければ、なかなか排せつできる時間に感じることができるとは限りません。
毎朝しかり排便することが健康の秘訣(ひけつ)とも言われますが、これはしっかりリズムを身につけることができているからです。排便習慣を身につけるためには、毎朝決まった時間にトイレに行くことです。
腸を刺激し、便を出そうとすることが大切なのです。最初は便は出ないかもしれませんが、継続して行い、しっかりリズムを身につけることが大切です。
これが便秘の人とそうでない人の差です。確かに便秘のなりやすい体質やなりにくい体質はあります。しかしそれ以上に大切なのは、習慣を身につけることなのです。