便秘薬(サプリやドリンク)の効果的な飲み方を教えてください
便秘になったとき、状態に合わせて自分で錠剤数を調整する薬を使うのですが、便意が効きすぎて夜中に目ざめたり、効くのが遅く職場で忙しくてトイレに立てないときに便意をもよおしたりと、朝のベストなタイミングで出てくれません。飲み方などコツをご存じの方がいらしたらお教えください。
便秘薬は飲むタイミングが難しいですよね。
基本的には便秘薬の使用法通りに飲むことです。状態に合わせて錠剤を調節しているようですが、使用法の範囲をしっかり守っていることを確認してくださいね。
便秘薬は空腹時に飲むものが多いですが、しっかり空腹時に利用していますか。空腹時に利用するのには意味があります。そのため、空腹時に利用しないことで効果が薄れてしまうことも考えられるのです。便秘薬に含まれる成分はさまざまですが、薬はいつどこで溶けて吸収されるのか計算されているので、しっかり説明書通りの利用を行う必要があります。
例えば便秘薬に含まれるピコスルファートは、胃や小腸では全く効果を発揮しません。大腸でしっかり効果を発揮させるためには空腹時である必要があります。
空腹とはどういった状態を指すのかと言うと、胃の中に消化されている途中の食べ物がないということが前提です。前回の食事から3時間から4時間経過していることが好ましく、消化に良くない肉類を多く食べた場合にはさらに時間を空けて服用しましょう。
せっかくの便秘薬ですから、効果を発揮できる時間に飲むことです。
それでも夜中に目覚めてしまったり、忙しい時間に効果が出てきてしまったりする場合は、便秘薬を飲む時間帯をずらしてみましょう。
便秘薬に限った話ではないですが、人によって効果を実感しやすい人と効果を実感しにくい人がいるのです。症状に合わせて飲む量を毎回変えているようですが、できれば一定にすることで、自分にとってこの薬は何時間後にどれくらいの効果を発揮するのかを考えておきましょう。
薬の効果が早いということは、それだけ薬が吸収されるスピードが速いということですし、その反対であれば薬の吸収スピードが遅いか耐性がついているかどうかです。個人によって差があるものですので、まずは一定量の利用に切り替えてください。
それにより薬を服用しておよそ何時間後に効果が発揮できるのかを逆算して飲む時間を調節していければいいですね。その時の体調にも影響されやすいので、何回か利用した時の平均を覚えておくべきです。
タイミングを理解することさえできれば、便秘薬に頼りやすくなりますので、自分の体ではどうなのかをしっかりチェックしてくださいね。当たり前ではありますが、便秘薬の量は規定を超えないようにしてください。
個人差と言ってしまうと解決にはならないようですが、便秘薬は本当に個人差が大きく、便秘薬の量もまた個人差によるものが多いのです。