便秘に効果抜群!具だくさん大麦入り味噌汁について
体臭、老化まで!?便秘は放っておくと恐ろしい….
便秘は、女性に多く日本人女性の約6割が便秘症と言われています。
便秘が当たり前!周りも便秘の人が多いからと、病気だと思う人が少なく、市販の下剤で済ます人もいます。
どうして便秘なのか?まず、その原因を改善することが大切です。便秘だから下剤を飲むことを繰り返すと、便秘が慢性化する人もいます。
なぜ便秘は女性に多いのでしょうか?
- 食事を抜く等のダイエットにより、腸の蠕動(ぜんどう)運動が衰える。
- 食べる量が少ないと、便の材料となる食物繊維をたくさん取れない。
- 排便に必要な腹筋、括約筋の力が弱いので押し出せない。
- 排便を我慢し、排便のサイクルが狂う。
- 生理中や、妊娠のホルモンバランス等。
- 腸管が細い。
- ストレス
等の理由があります。
慢性化すると、不快を感じなくなる人もいますが、便秘は、なぜ放っておくといけないのでしょうか?
想像してください。腸の中は約37℃です。そこに、食べカスが何日も放置してあったら、どうなると思いますか?腐敗してきますよね。
それが、腸の中で起こっていて、有害ガス、有害物質を産生し、栄養分の吸収が悪くなり、代謝も悪くなり、太りやすくなります。また、体臭がひどくなり、有毒ガスが肌まで行き、老化を加速させます。
便秘の原因はいろいろありますが、生活習慣からなる便秘が多いので、まず簡単に改善できる食生活を見直してみることからお勧めします。
毎日簡単に作れる、便秘気味の時に腸の状態をよくする料理をご紹介します。
具だくさん大麦入りみそ汁の作り方
***材料(2人分)***
- さつまいも 80g
- たまねぎ 65g
- ほうれん草 30g
- しめじ 30g
- 鶏肉(もも)20g
- 大麦 大さじ1 1/2
- みそ 小さじ2
- だし汁 300cc
***作り方******************
- さつまいもは、いちょう切り。ほうれん草は、3㎝のざく切りにする。
- 鍋にだし汁とさつまいもを入れ火にかける
- さつまいもが、柔らかくなったら、しめじ、ほうれん草を入れ火を止める。
- ゆでた雑穀を入れる。
- みそを溶きいれ、一煮立ちしたら火を止め完成。
【大麦のゆで方】
大麦は軽く洗い、水に30分程浸し柔らかくなるまで15分前後ゆで、湯を捨てる。
下ゆでした雑穀は粗熱を取り、密閉できる容器に入れるか、ラップに包み保存袋に入れ冷蔵庫で保存。(1週間以内に使い切る。冷凍は約1カ月保存可能。)
サラダにふりかけたり、料理に入れたりバラエティー豊富に使えます!
大麦は、他の雑穀と比べても食物繊維が多く、白米の20倍の食物繊維が含まれています。強力な整腸作用があり、便秘解消効果が高いです。ゆでると、プルプルとした触感がおもしろいです。
さつまいもは食物繊維が豊富で、便秘解消効果があります。発酵食品のみそも、腸内環境を整えます。他にも食物繊維が豊富な、豆類、ごぼう、きのこ海草等いろんな食物を入れてみてください。
便秘を解消すると、心も体もすっきりし、腸内環境も良くなるので、美容、健康にも良いという良いことずくめです。ぜひ、食を変えて体の変化を実感してください。
管理栄養士 健康食育シニアマスター 食育インストラクター
佐野 雪江
仕事をしていく中で子供の偏食や、食べないダイエットを実践し、痩せるけど元気がなくなり、ホルモンバランスを崩す方を目の当たりにし、女性へのきちんとした食の大切さを伝えることが必要だと実感。それは、自分自身の健康や美に結びつくほか、家族の健康にも貢献。特に女性への一人一人に寄り添った食カウンセリング、食のレッスンをすることに重きを置いて活動している。